横浜流星は「人を惹きつける」 制作統括が大河主演起用の理由を説明「謙虚で真面目」

NHKは27日、2025年放送予定の大河ドラマ制作・主演発表会見を実施。蔦屋重三郎を主人公とする『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』に決まり、横浜流星が主演を務めることが明らかとなった。制作統括を務める藤並英樹氏は主演起用の理由や作品への思いを明かした。

会見に出席した横浜流星【写真:(C)NHK】
会見に出席した横浜流星【写真:(C)NHK】

25年大河ドラマは「海外の方にも興味を持ってもらえる題材」

 NHKは27日、2025年放送予定の大河ドラマ制作・主演発表会見を実施。蔦屋重三郎を主人公とする『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』に決まり、横浜流星が主演を務めることが明らかとなった。制作統括を務める藤並英樹氏は主演起用の理由や作品への思いを明かした。

 今作は、日本のメディア産業、ポップカルチャーの磯を築き、時に“お上”に目を付けられても“面白さ”を追求し続けた人物“蔦重”こと蔦屋重三郎の波瀾万丈の生涯が描かれる。横浜にとって大河ドラマ初主演、NHKドラマ出演も初となる。

 藤並氏は、横浜を主演に起用した理由について、「出演作を拝見して、演技力・表現力が素晴らしいのはもちろん、人を惹きつけるところがあるなと思いました」と絶賛しながら説明した。

 続けて、「これまでの出演作品の監督の方々から、横浜さんについて『役に対して謙虚で真面目。そして、いいものを作り上げる人だ』とお聞きして、ぜひご一緒させていただきたいと思いました」と熱く語った。

“べらぼう”には「たわけもの」「バカもの」という意味があると説明した上で「当時の人だけでなく、現代の視聴者の想像を超えるキャラクターとして躍動するために、このタイトルにしました」と明かした。

 脚本を手掛ける森下佳子氏とは、17年放送の大河ドラマ『おんな城主 直虎』、ドラマ10『大奥』に続いてのタッグ。藤並氏は「一緒に作っていて、すごく楽しいんです!」と笑顔を見せた。

 江戸時代中期を通して、喜多川歌麿や葛飾北斎を世に送り出した“江戸のメディア王”蔦屋重三郎を主人公に、市井の人々の生きざまや喜怒哀楽を描く本作。「写楽や浮世絵などが海外のコレクターの目に止まって再発見された歴史もありますので、海外の方にも興味を持っていただける題材だと思っています。まずは国内の視聴者のみなさまに楽しんでいただくことが一番ですが、海外の方にも楽しんでいただけたらうれしいです」と海外視聴者へのメッセージも送った。

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