NHK、次期朝ドラ『ブギウギ』ロケ中に国の重要文化財破損「深くお詫びいたします」

NHK大阪放送局は26日、滋賀県東近江市の百済寺で次期連続テレビ小説『ブギウギ』のロケを行っている際、国の重要文化財である本堂の一部が破損したと公表した。

NHK放送センター【写真:ENCOUNT編集部】
NHK放送センター【写真:ENCOUNT編集部】

25日に滋賀県東近江市の百済寺で『ブギウギ』のロケ

 NHK大阪放送局は26日、滋賀県東近江市の百済寺で次期連続テレビ小説『ブギウギ』のロケを行っている際、国の重要文化財である本堂の一部が破損したと公表した。

 NHKによると、発生したのは25日午後3時過ぎ。次期連続テレビ小説『ブギウギ』のロケを百済寺の許可を得て行う中で、本堂の濡れ縁で撮影のリハーサルをはじめた直後、濡れ縁の床板を支える木材が折れ、縁の板が一部はずれたという。本堂は国の重要文化財に指定されており、ロケは直ちに中止し、百済寺に謝罪するとともに関係機関に報告したという。出演者や関係者にけがはなかったとされる。

 NHKは「貴重な文化財を破損したことを深くお詫びいたします。関係機関の指導に従い、修復等に適切に対応してまいります。あらためて文化財の保護を徹底します」とコメントした。

『ブギウギ』は、大阪の下町の銭湯の看板娘として育ち、小さな頃から歌って踊るのが大好きなヒロイン・花田鈴子が、道頓堀にある梅丸少女歌劇団に入団。やがて、歌の才能を発揮し、歌手の道を歩み始め、戦後のスターとなっていく姿を描く。戦後の大スター・笠置シヅ子さんをモデルにするが、激動の時代の渦中で、ひたむきに歌に踊りに向き合い続けたある歌手の波乱万丈の物語として大胆に再構成し、フィクションとして描く。ヒロインを趣里が演じる。

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