化粧品店長からレースクイーンに“転職”藤井マリー ボディコンの印象ガラリ「アイドルみたいにかわいい」

美しさやしなやかさ、おもてなし精神を兼ね備えたレースクイーンの存在が注目度を高めている。日本最大級のカーレース「SUPER GT」(5月3~4日、富士スピードウェイで第2戦)で今季、GT500クラスに参戦する名門レースチーム「ARTA」を力強く支えるのが、「ARTA GALS」だ。レースクイーンとしての今季の意気込み、“ならでは”の強みとは。新加入となる28歳、藤井マリーが目指す理想像を聞いた。

「ARTA GALS」藤井マリーがさらなる注目を集めている【写真:「ARTA GALS」提供】
「ARTA GALS」藤井マリーがさらなる注目を集めている【写真:「ARTA GALS」提供】

SUPER GT第2戦が目前 レースクイーンの名門「ARTA GALS」藤井マリー

 美しさやしなやかさ、おもてなし精神を兼ね備えたレースクイーンの存在が注目度を高めている。日本最大級のカーレース「SUPER GT」(5月3~4日、富士スピードウェイで第2戦)で今季、GT500クラスに参戦する名門レースチーム「ARTA」を力強く支えるのが、「ARTA GALS」だ。レースクイーンとしての今季の意気込み、“ならでは”の強みとは。新加入となる28歳、藤井マリーが目指す理想像を聞いた。(取材・文=吉原知也)

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「私は、過酷な環境であっても、全てを楽しめるタイプなんです。ピンチがきても、それをどうチャンスに変えていこうかと考えるんです。大人になると、チャレンジすることにおっくうになってしまうと思います。自分自身が何でも吸収できる環境を作って、新しいことにチャレンジして、それでお仕事に臨むことが一番いいと思っています」。自分の「武器」について聞くと、こう笑顔で教えてくれた。それは人生哲学でもある。

 パキスタン人の父、日本人の母を持つ。母方の祖父はプロ野球選手として活躍した。幼少期はメキシコで過ごした。日本で化粧品会社勤務の店長時代に、芸能界を目指すことを決意。22歳を過ぎて“転職”、芸能界に飛び込んだ。もともとはタレント志望で、グラビア、アイドル(恵比寿マスカッツ)、バラエティー番組出演など、幅広く活動している。レースクイーン界に入ったきっかけは、偶然だった。シーズン途中でけがをしたレースクイーンの代理オーディションを、事務所の勧めで受けに行き、「まさか」の合格を果たした。6年前にレースクイーンデビューした。

 小さい頃からいろいろなスポーツに関心を寄せてきた。それでも、「この世界に入るまでモータースポーツというものは一切知らなかったんです」。モータースポーツ業界やレースクイーンの役割について調べて学んでいくうちに、レースの醍醐味(だいごみ)や、魅力を知るようになった。「何万人ものファンの皆さんがレース会場にいらっしゃって、盛り上がって、本当に楽しいんです。それに、他のスポーツチームを見ても、こんなに近くでチームの応援ができる広告塔はレースクイーンだけだと思っています。ファンの皆さんとチームの心の懸け橋になること、そこに意義を感じています」と熱く語る。

 多彩な芸能活動を展開する大きな理由の1つは、「モータースポーツに絶対に貢献したい」という思いから。「『藤井マリーってレースクイーンやってるんだ』、『レースクイーンってどこに行ったら会えるんだろう』。そこから、これまで興味のなかった方にもレース場の楽しさを知ってもらう。そこまでつなげることが、私の最終的な目標です」。強い使命感を持つ。

「レースクイーン界は変わりつつあるんじゃないかな」

 レースクイーンの1人1人の魅力や個性を最大限に発揮できるように、こだわり抜いて作られたコスチューム。一方で、露出度が高いタイプの衣装のイメージもある。実際のところどう感じているのか。

「私自身、レースクイーンのオーディションと言われた時に最初に思い浮かんだのが、チューブトップのタイトなボディコンを着たお姉さんのイメージでした。グラビアのお仕事はカメラマンの方の前でポーズを決める撮影の流れになりますが、レースクイーンは『あれで多くの人の前に立つのか』と思って。でも、最近のレースクイーンさんを見た時に、すごく安心しました。本当にアイドルみたいにかわいい格好なんですよ。抵抗感はありません。露出を抑えるといった側面を含めて時代の流れもあって、レースクイーン界は変わりつつあるんじゃないかな、と思っています」。率直な思いを聞かせてくれた。

 それこそ、ARTA GALSのコスチュームは「本当にレースクイーンらしい。どんな衣装になるのか、毎年の楽しみの1つなんですよ」。今季は上下分かれるセパレート型だといい、「お腹が出るデザインになりますが、いやらしさがなく、上品なんですよ。生地もすごくエレガントな素材です」。メンバーそれぞれの骨格や体型に合わせて採寸して作る、まさに一点ものだ。「1人1人きれいに作っていただいています。かっこよさも兼ね備えていて、今季のコスチュームで活動できることがすごく楽しみなんです」と声を弾ませる。

 華やかな舞台で、信念を貫くつもりだ。「レースクイーンの存在をもっと世の中に知ってもらって、アイドルや女優のように『レースクイーンになりたい!』と思ってもらえるように頑張りたいです」と、力強く前を向いた。

 2023年シーズンのARTA GALSは、真木しおり、はらことは、沢すみれの3人が引き続き参加。新たに、藤井、今井みどり、木村理恵の3人が加わり、6人体制で精力的に活動する。

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