蝶野正洋が地下鉄サリン事件対応の消防OBとコロナ感染防止呼びかけ 長州力、カジサックも参戦
プロレスラーの蝶野正洋が新型コロナウイルス感染拡大防止へ、予防策を訴える。
開店継続パチンコ店には自粛求める
プロレスラーの蝶野正洋が新型コロナウイルス感染拡大防止へ、予防策を訴える。
デビュー35周年を迎えた蝶野は10日、東京・日本消防会館で社会貢献イベント「蝶野正洋35周年フォーラム~新型コロナウイルス感染予防啓発~」を無観客で行う。当初は蝶野が2010年から力を入れている地域防災・AED救急救命の啓発を目的にしていたが、新型コロナウイルスの感染状況を鑑み、コロナの感染予防啓発を軸に変更した。
講師を招いて学ぶ啓発ステージでは1995年の地下鉄サリン事件で現場対応にあたった東京消防庁のOBが登場する。
「消防の人たちは地震や災害だけじゃなくてあらゆる現場に携わっている。コロナも消防の救命の人たちが現場で対応をしてきている。最前線に向かう人たち。いろんな話が聞けると思う」。サリンなど毒物の扱いにも長ける専門家が、消防ならではの感染対策の知識を披露する。
手洗いから始まる基本や、3密を避ける方法なども防災の観点から共有する。
「地震、災害時は命の守り方も違う。コロナも場所、状況によって違う。ケースバイケースで3密を考えないといけない。田舎の人にとったらエレベーターはそんなに遭遇する3密ではない。防災、減災のベースがあるので消防の方と話しながら今のコロナとどう向き合えばいいのか啓発したい」
蝶野のトークショーを含めたイベントの模様は、蝶野のYouTubeチャンネル「CHONO Network」で当日配信される。また、特別ゲストの長州力やカジサックとのトークは後日、配信される予定だ。「コロナの緊急事態宣言の中、地震や自然災害が起きた場合はどうするのかについても同時に考えましょうというイベント」と蝶野は力を込めた。
緊急事態宣言が出されて以降、黒のカリスマも自宅で外出を自粛している。「やっぱり外に出ていないです。行く場所はオレはコンビニ、ガソリンスタンドくらいしかない。家の周りで草むしりやったりしています」。それだけに、休業要請を無視して営業を続ける一部のパチンコ店やその客には憤慨だ。「気持ちはわかるけど、今そこは協力し合わないといけない」と呼びかけた。