高橋光臣、役作りで10キロ増も現実突きつけられ「悲しくなりました」 日米の違いも告白
俳優の高橋光臣が22日、東洋大・赤羽台キャンパスで行われた「TOYO ATHLETE FORUM」にラグビー部OBとして登壇。スポーツをテーマにしたトークで、役作りについてや役者の道を志した理由などを明かした。
「自分を信じて突き進み」俳優業にたどり着く
俳優の高橋光臣が22日、東洋大・赤羽台キャンパスで行われた「TOYO ATHLETE FORUM」にラグビー部OBとして登壇。スポーツをテーマにしたトークで、役作りについてや役者の道を志した理由などを明かした。
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高橋は「スポーツと哲学」というテーマで、同大学OBでプロボクシング元世界王者の村田諒太さんからインスピレーションを受けたと明かした。毎日欠かさずに3時間30分の英語勉強しているという村田さんにならって同じ、勉強方法を実行していた。
「自分の哲学は、我以外皆師(われいがいみなし)。自分以外はみんなが先生だと考えています。(村田さんより)自分のほうが年上だが、これまで積み重ねてきたことを知っています。(村田さんは)頭の回転が早く、一緒に話していて刺激ばかり受けていました。だから年齢・性別問わず、すべての人が先生だと常々思っています」と敬意を示した。
続く「スポーツと食」のコーナーでは、「ハリウッドは役作りのために1年間かけて減量など体づくりを行います。しかし日本は3か月という短いスパンでやらなければならない。『ノーサイド・ゲーム』というラグビーのドラマに出たときは、プロのトレーナーを雇って10キロパンプアップしました。だけど、2メートル超えのプロラガーマンの体つきを見て、3か月の効果がなく悲しくなりました」と自身の体験談を吐露した。
一方で、「最近はむちゃな食事制限は控えています。自分の食事だけではなく、子どもが食べても安心安全で体に良いものを心がけていますね」と父親の一面も見せた。
また、「スポーツをささえる人」のテーマでは、「スポーツも芸能も同じで、家族・スタッフ・ファンに支えられて成り立っています。最近ハッと思わされたのは『あたりまえじゃないからね』という言葉です。日々の些細なことを忘れないようにしたい。これも当たり前じゃないと自分に言い聞かせています」と背筋を伸ばした。
終盤には、同大応援部の後輩たちにメッセージ。「2004年に卒業した後、実家を継ごうと思っていました。しかしラグビー部の後輩が亡くってしまい、命とはなんだろうかと考えさせられました。いつか死んでしまうなら、自分の好きなことや、やったことのない不可能なことに挑戦してみようと思い、役者の道に飛び込みました。だからできないことはない。自分を信じて突き進んでほしい」と熱く語った。