不要になった「こいのぼり」の意外なリメイク品に注文殺到 制作者が明かす考案のきっかけ
「【超熱望】こどもの日が近づいてきましたね。もしお宅で眠っている木綿素材の鯉のぼりがありましたらお譲りいただけないでしょうか?私こういった感じの洋服を作っております」。使われなくなったこいのぼりの提供を募る投稿が、ネット上で話題を呼んでいる。投稿者はリメイクブランド「sabumekko」を手掛けるkakako(@sabumekko)さん。アイデア抜群の“こいのぼりワンピース”考案のきっかけを聞いた。
童謡で“お父さん”とされる大きなマゴイのこいのぼりをリメイク
「【超熱望】こどもの日が近づいてきましたね。もしお宅で眠っている木綿素材の鯉のぼりがありましたらお譲りいただけないでしょうか?私こういった感じの洋服を作っております」。使われなくなったこいのぼりの提供を募る投稿が、ネット上で話題を呼んでいる。投稿者はリメイクブランド「sabumekko」を手掛けるkakako(@sabumekko)さん。アイデア抜群の“こいのぼりワンピース”考案のきっかけを聞いた。
子どもの日を間近に控えた4月18日、SNS上にあらためて投稿された画像には、童謡で“お父さん”とされる大きなマゴイのこいのぼりをリメイクしたワンピースが収められている。肩から袖にかけてはウロコ模様が華やかに躍り、スカートに配された“目玉”も唯一無二の雰囲気を醸し出している。
ユニークな洋服リメイクを始めた経緯について、「2011年に、何年も壊れたままだったミシンを買い替えた数日後、素材を探しに初めて出かけて行った地元の骨董市で大漁旗に出会いました。とても大きな旗で迫力があってカラフルで美しく、『新しい役割を与えられて日々の暮らしの中で活用された方がこの旗は幸せかもしれない』と思うのようになって、大小複数のトートバッグとタブリエ(巻きスカート状のエプロン)を作ったのが最初です」とkakakoさん。
作風を知った漁師ともつながり、大漁旗を素材として用いるリメイクブランドを立ち上げたが、あるとき複数の大漁旗の中にこいのぼりが紛れており、「これも洋服にリメイクしたら別な魅力が出るのでは?」と17年の秋に予定されていた東京での初個展に向け、第1作目のこいのぼりワンピースを製作したという。
今回の画像のこいのぼりワンピースは大の得意先から真っ先に注文が入り即売。現在7人から素材が手に入り次第という条件で予約が入っている状況だといい「喉から手が出るほど黒のマゴイが欲しいわけです……」とkakakoさん。今回の投稿を受け「実家にあるかも……」との声も集まっているといい、「引用RTやリプライでたくさんの方に褒めていただけてとてもうれしいです」と反響を語った。