「申し訳ございませんが、今後店員が『臭い（主観）』と判断した方は声をかけさせていただきます」「残念ながら声をかけさせて頂いた方は、画像の防臭グッズを浴びてもらうか退店して頂きます」。臭い利用客に対して思い切った対策を打ち出したカードショップが、ネット上で話題を呼んでいる。投稿に至った経緯と意図について、カードショップの店主に聞いた。

「重要なお知らせ　近頃ありがたいことに当店の10円ストレージコーナーが熱いので見てくださる方がとても増えました　ですが、それと同時に清潔感に欠ける「臭い方」が増えつつあります。申し訳ございませんが、今後店員が『臭い（主観）』と判断した方は声をかけさせていただきます」

　先月下旬、東京・秋葉原のカードショップ「トレカバース」が、臭い利用客に対する今後の対応について投稿。続く投稿では「当店、大量の（アロマキャンドルの絵文字）を置いて対策しておりますが、それでも今までクレームが多数ございました。残念ながら声をかけさせて頂いた方は、画像の防臭グッズを浴びてもらうか退店して頂きます。画像のファブリーズは無料ですが香水に関しては1PUSH ckは20円 ラブパスポートは10円かかります」と有料で香水を浴びてもらうという具体的な対応策を掲げている。

　トレカバースの店長は、ENCOUNTの取材に「防臭対策はオープンから空気清浄機などを配置するなどしてさまざまな取り組みを行っておりました。今はスペースの都合で空気清浄機は置けないので他のやり方で防臭しております。今のところまだ声をかけたケースはございませんが、ほぼ毎日該当する方がいるのでそろそろ声をかけることがありそうです」と回答。

「元々カードショップでは清潔感に欠ける方が多いと有名ですので、オープン当初から対策を練っていました。また、増えつつある理由としては当店がリーズナブルな価格でカードを提供していることが皆に認知されてきたからだと思います。オブラートに包むとツイートの文字数制限の兼ね合いで上手く伝わらない。直球の方が人の潜在的な意識へ文書が入るので多くの人に見てもらえると思いました。そしたら思いのほか多くの方に見ていただけました」と反響を語る。

　これまでは主に女性客から匂いについての意見を拝聴することが多かったといい、「単純に何かしら臭いの対策をしてきてほしい」と店長。カードショップに限らず、公共の場では最低限のマナーを身につけたいところだ。