『TOKYO MER』スペシャル お約束の「死者ゼロです!」に視聴者大歓喜 劇場版も“死者ゼロ”なるか
俳優・鈴木亮平主演で2021年7月期に放送されたTBS系日曜劇場『TOKYO MER~走る緊急救命室~』の新作ドラマスペシャル『TOKYO MER隅田川ミッション』が16日夜に放送された。連続ドラマでは救命救急のプロフェッショナルチームMER(モバイル・エマージェンシー・ルーム)の医師らが、オペ室を搭載した大型車両(ERカー)に乗って危険なトンネル崩落事故や爆破テロの現場に果敢に飛び込んでいく姿を迫力の映像で描き大きな話題となった。
伊藤淳史のせりふ「バイク得意なんで」にファンはツッコミ
俳優・鈴木亮平主演で2021年7月期に放送されたTBS系日曜劇場『TOKYO MER~走る緊急救命室~』の新作ドラマスペシャル『TOKYO MER隅田川ミッション』が16日夜に放送された。連続ドラマでは救命救急のプロフェッショナルチームMER(モバイル・エマージェンシー・ルーム)の医師らが、オペ室を搭載した大型車両(ERカー)に乗って危険なトンネル崩落事故や爆破テロの現場に果敢に飛び込んでいく姿を迫力の映像で描き大きな話題となった。
スペシャルは『TOKYO MER』の正式認可から半年後という設定。東京・隅田川で大型水上バスと屋形船の衝突事故が発生した。多数の負傷者を乗せた屋形船が船底内部での燃料漏れで爆発する可能性が発覚。『TOKYO MER』のチーフドクター・喜多見幸太(鈴木)らは取り残された人々の救助のため現場に急行し決死の医療活動に挑んだ。
連続ドラマで“お約束”となっていた俳優の賀来賢人演じる医系技官・音羽尚のツンデレぶり、石田ゆり子演じる赤塚梓・東京都知事の超かわいい「よっしゃー!」のガッツポーズなどは健在で、特に東京都庁危機管理対策室職員を演じた工藤美桜(みお)の「死者、ゼロです!」のせりふについて視聴者からは「死者ゼロです!の瞬間、大歓喜」「聞けてよかった!」「うれしさ半端ない」「胸熱すぎて大好きです」などの声がネットに続々と上がっている。
今回のストーリーの柱は、全国の政令指定都市にMERを展開するためチームを去ることになった音羽の代わりとなるセカンドドクターに研修医の弦巻比奈(中条あやみ)が昇格したこと。MERへの不満と迷いを抱いていた比奈が船内に取り残された母子を救助するため橋から船に飛び降りる、という荒業シーンを披露したことに視聴者からは「比奈先生、飛び降りるだろうなーと思ってたけど、本当に飛び降りた」「比奈先生、鳥のように軽そうだからいけるか」などの声が上がった。
もう一つが厚生労働大臣の差し金で俳優の伊藤淳史演じる医系技官・青戸達也が『TOKYO MER』に派遣されてきたこと。省内で「ポンコツ」と呼ばれている臆病医師の青戸は緊急手術を任されたものの処置ができず途中で手術を投げ出してしまう。ただ、素直な人柄の持ち主として描かれており、事故現場に比奈を送る際は「バイク得意なんで」と自ら名乗り出た。
伊藤のこのせりふに視聴者からは「チビノリダーだからな」「チビノリダー懐かしい」などと突っ込む声が上がっている。これはフジテレビ系で1988年から97年まで放送されたバラエティー番組『とんねるずのみなさんのおかげです』内のコーナー『仮面ノリダー』で伊藤がチビノリダーに扮(ふん)していたことに由来する。青戸については「ポンコツだけど素直な人だった。自分の弱さを受け入れて、人を尊敬できる人、謝れる人」「ポンコツかもしれないけど自分の弱さを受け止めて自分にできることを率先してやって、他の人を素直に尊敬できて、銭ゲバ大臣を退任にまで追い込んで、めちゃくちゃ好き」などと高評価だ。
スペシャルドラマのラストでは28日に公開される『TOKYO MER』の劇場版の予告が紹介された。横浜のランドマークとなっている地上70階の超高層ビルで爆発が起こり、193人が取り残される。『TOKYO MER』と『YOKOHAMA MER』の対立や元夫の喜多見と再婚した高輪千晶医師(仲里依紗)を襲う切迫早産の危機など、手に汗握るストーリーになっている。