市川左團次さん、肺がんのため82歳で死去 最後の舞台は23年1月の『遠山桜天保日記』
歌舞伎役者の市川左團次(いちかわ・さだんじ=荒川欣也)さんが今月15日、肺がんのため亡くなっていたことが松竹の公式サイトで発表された。82歳だった。
1947年5月に5代目市川男寅を名乗り初舞台
歌舞伎役者の市川左團次(いちかわ・さだんじ=荒川欣也)さんが今月15日、肺がんのため亡くなっていたことが松竹の公式サイトで発表された。82歳だった。
3代目市川左團次の長男である4代目左團次さんは1947年5月、東京劇場『寺子屋』の菅秀才で5代目市川男寅を名乗り初舞台。62年2月歌舞伎座『曽我の石段』の八幡三郎などで5代目市川男女蔵を襲名した。
79年2月には歌舞伎座『京人形』の左甚五郎、『毛抜』の粂寺弾正で4代目市川左團次を襲名した。
97年には第18回松尾芸能賞優秀賞、98年に眞山青果賞特別、2011年には旭日双光章を受賞した。最後の舞台は23年1月の国立劇場『遠山桜天保日記』羅漢尊者だった。