荷台から大きくはみ出した木材を乗せたまま、市街地を走行するトラック……。一歩間違えれば大事故にもつながりかねない危険積載に対し、強い注意喚起を促す投稿がネット上で話題を呼んでいる。投稿者に話を聞いた。

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「マジでこの糞職人タヒんでくれ！
せめてケツを荷台の上に乗せろよ！
ロープは、振動で緩むからな！
俺がこういう事言うのは、工務店やってた友人のとこの職人が材木滑らせて前の車のドライバーあやめてしまってそのまま交通刑務所行ってるの見てるから言ってる」

　今月11日、「#危険積載」のハッシュタグとともにSNS上に投稿された画像には、今にもロープが緩んで荷崩れを起こしそうな状態の木材を、荷台から大きくはみ出したまま走行する軽トラックの様子が収められている。さらに軽トラックの右車線にも、固定されていない鉄パイプを多数積んだトラックが確認できる。

「場所は新宿です。甲州街道を八王子方面に走っていて、見えはしませんが右の方に都庁があるあたり。片側3車線で一番左は路駐だらけでまともに走れない状況で、真ん中の車線を走っていたら写真の状況になりました。危ない積み方をしてる車が目の前に2台もいたので、気をつけろという注意喚起でした」

　投稿者の知人が経営する工務店では、過去に職人が同じような危険積載で死亡事故を起こし交通刑務所に入った経験があることから、似たような事故を起こらないようにと今回の投稿に至ったという。

「2トントラックで荷台にロープのみで固定していたら、急ブレーキを踏んだ時に材木が荷崩れして前の車に刺さってドライバーを殺してしまい、その職人さんはそのまま警察の現場検証後に交通刑務所に行く事になりました。それ以降その工務店の友人と出かけると、車の荷物の積み方はよく注意されました。それは危ないと」

　今回の投稿には、危険な積み方だけでなく、ブレーキランプ切れや過積載に言及する声も多く寄せられたという。誰もが不幸になる悲しい事故を起こさないためにも、危険な積載がなくなることを願うばかりだ。