コロナ感染者で集中治療が必要「7割以上が男性」、英・研究センター「大きな不均衡」

英国内で新型コロナウイルス感染者のうち集中治療が必要になった患者の7割以上が男性だった、と英地元紙「ザ・サン」が報じている。

集中治療が必要になった患者の7割以上が男性だったと判明(写真はイメージ)【写真:Getty Images】
集中治療が必要になった患者の7割以上が男性だったと判明(写真はイメージ)【写真:Getty Images】

7542人対象の調査で判明

 英国内で新型コロナウイルス感染者のうち集中治療が必要になった患者の7割以上が男性だった、と英地元紙「ザ・サン」が報じている。

 英国内286の国民保健センター(NHS)の救急救命病棟のデータによると、集中治療が必要とされた7割以上が男性だったという。調査は、英集中治療全国監査研究センターによって7542人を対象に行われた。

 同センターの報告によると、集中治療を行ったにもかかわらず亡くなった患者の割合が、女性は43パーセントだったのに対し、男性だと51パーセントにもなることが明らかになっている。

 同センターの主任統計家を務めるデイビッド・ハリソン氏はこれら調査について「大きな不均衡が表れている」とコメントした上で、「集中治療が必要な男性患者は女性をわずかばかり上回るものだと思っていたが、その割合は普通ではなく、差が開いたものだった」とも述べた。

トップページに戻る

あなたの“気になる”を教えてください