映画『ネメシス 黄金螺旋の謎』の大ヒット御礼舞台あいさつが12日に都内で行われ、嵐の櫻井翔、広瀬すず、江口洋介、勝地涼、魔裟斗、メガホンをとった入江悠監督も参加した。

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　2021年に日本テレビ系で放送されたドラマの劇場版。天才的なひらめきで事件の真相を見破っていく探偵助手の美神アンナ（広瀬）と、ポンコツだが人望に厚い自称天才探偵の風真尚希（櫻井）がさまざまな依頼に挑むストーリー。映画版ではテレビシリーズで描けなかった巨大な謎を壮大なスケールで描く。

「久しぶりに演技仕事をした。こういう撮影は5年ぶり」という魔裟斗は、最強の敵役でプロの殺し屋・ジッポ男を演じた。台本を呼んで「ジッポ男はやばいやつだ」と感じ、「普段は優しいパパな感じですが、昔の冷酷な魔裟斗を思い出して演技をしました。現役の頃は“誰も話しかけるなオーラ”を出していたので、その頃を思い出した」と振り返った。

　広瀬とのアクションシーンは「これまで63戦を戦ってきたけど、あれほど緊張した戦いはなかった」と現役時代の試合以上にドキドキ。しかし、広瀬と対峙（たいじ）した途端に「女優さんは中身は男性なんだ」と感じたという。「最初は遠慮しながらやっていたけど、いろいろアクションするうちに『全然大丈夫だな』って。女性と思わず、後ろから首を締めるシーンは躊躇なくやりました」と明かした。

　広瀬は、魔裟斗との共演について「いい意味で圧がすごくて。パワーに勝てるわけないのにこっちもメラメラしてきて、雰囲気だけでも一丁前にやっていました」と闘争心に火がついたことを回想。魔裟斗との戦いは「男性から反響があった。『魔裟斗さんと戦えるなんて』ってすごい言われた」と羨望（せんぼう）のまなざしを受けたと話した。