元女性芸人、“盗撮被害”明かす 我慢した理由は子ども 「子連れママが悪く言われるのは悲しい」

元ものまね芸人で現在はクリエーターとして活躍するおかもとまりさんが、スマホ盗撮の可能性がある迷惑行為を受けたことを明かし、話題を呼んでいる。7歳の長男と一緒にいる時に起きた出来事。「怖いから我慢」をしてやり過ごしたという。子連れの母親の“言えない恐怖”、“隠れた被害”を浮き彫りにした格好とも言える。おかもとさんに改めて聞いた。

元ものまね芸人で現在はクリエーターとして活躍するおかもとまりさん【写真:舛元清香】
元ものまね芸人で現在はクリエーターとして活躍するおかもとまりさん【写真:舛元清香】

おかもとまりさんの告白が反響 「お母さんだから抵抗出来ないのをいいことに狙われたのかも」の声も

 元ものまね芸人で現在はクリエーターとして活躍するおかもとまりさんが、スマホ盗撮の可能性がある迷惑行為を受けたことを明かし、話題を呼んでいる。7歳の長男と一緒にいる時に起きた出来事。「怖いから我慢」をしてやり過ごしたという。子連れの母親の“言えない恐怖”、“隠れた被害”を浮き彫りにした格好とも言える。おかもとさんに改めて聞いた。(取材・文=吉原知也)

 おかもとさんは4日に自身のツイッターを通して出来事について報告。スカートの服装でエスカレーターに乗っていた際に、「何気なく近くのガラスで自分をパッと見たら、後ろの男性が手を伸ばしてスカート下にスマホをかざしていました」。盗撮の疑わしい状況だったが、「息子も隣にいたので何かされたら怖いから我慢」をしたという。ツイッターでは「盗撮かはわかりませんが、本当にやめてほしい」と訴えた。

 ENCOUNTの取材に対して、おかもとさんは「私自身もスマホで写真を撮る時は、周りの方が映らないように配慮したり、心がけています。こちらから『撮りましたよね?』と聞くのは勇気の要ることなので、スマホの扱い方は気をつけてほしいです」と語った。

 ネット上では、「あたしも公園で撮られたことがあります 怖くて何も言えなかった」「ただでさえ怖いのに子供さんとご一緒なら余計に逆ギレなどを恐れた行動できませんよね」「お母さんだから抵抗出来ないのをいいことに狙われたのかも」といった反響が寄せられている。

 子どもを連れている時のとっさの対応の難しさ。母親としては、子どもに対する何かしらの被害が発生する事態を防ぐことが最優先になるだろう。今回のように我慢せざるを得ない状況になってしまうことには、歯がゆさが残る。おかもとさんは「息子は7歳なので、ある程度理解できる年頃です。もしママが被害に遭ったことがその場で分かると、一緒にいる時に息子の気持ちも傷ついてしまう可能性があるかな? と思いました」と言及する。

 世の中で後を絶たない盗撮事件。社会全体での課題解決が求められており、子連れの母親や女性の被害者が何か悪いことをしたかのような不条理が押し付けられてしまうことは避けたい。おかもとさん自身、悩ましく感じているといい、「まずは、『声を出せばいいじゃん』より『盗撮は犯罪なのでやめよう』になってほしいです。確かに勇気を持って対応できたらすごいかもしれませんが、同時にリスクも生じます。ただ、当たり前ですが、被害者は悪くありません。スカートをはいているからだとか、子連れのママさんや女性が悪く言われるのは悲しいです」と話している。

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