俳優の新垣結衣が3日、都内で行われたフジテレビ系連続ドラマ『風間公親－教場0－』（4月10日スタート、月曜午後9時、初回30分拡大）の完成披露舞台あいさつに出席した。本作で主演を務める木村拓哉との共演エピソードを明かした。

　木村演じる冷徹な警察学校教官・風間公親（かざま・きみちか）の過去を取り上げるストーリーで、新人刑事の教育に刑事指導官として当たっていた時代を描く。新垣は、風間とバディを組むシングルマザーの新人刑事役を務めている。

　新垣にとって、本作で木村と初共演。壇上で新垣は「いちファンとして視聴者として、スペシャルドラマを見ていました。今回、シリーズの一員としてここに立てることをうれしく思います。どういう風に最終話まで進んでいくのか、私自身も楽しみにしています」とあいさつ。

　実際に出演するにあたり、「すごく緊張していました。あの緊張感の中に飛び込むことになるのかと思うと、本当に緊張しました。それと同時に、作品自体は好きなので楽しみな気持ちでいっぱいでした。『教場』特番がやるとCMが流れて、木村さんのビジュアルが流れた時に、『絶対見る』と、予約録画をしていました。こういったご縁がその後あるとは思わず、本当にうれしいです」と思いを述べた。

　木村との対面について、「最初お会いした時は、もし、この風間公親モードで来られたらどうしようと思っていたのですが、全然そんなことなく、台本について思っている疑問点を含めて、監督と話す時に、『気になったことは言っていいよ』『ここはどう思っている？』と、事前にコミュニケーションをとっていただきました。いい緊張感の中で、現場を楽しむことをサポートしていただいたので、大変ありがたく思っています」と、木村との撮影現場を振り返った。

　質疑応答の時間が設けられた。木村のプライベートについて共演者が疑問に思っていることを共演者に聞く、という内容だった。新垣はやや緊張した様子で、「差し支えなければ、最近プライベートで涙を流したことはありますか？　理由は？　泣きましたか？」と質問。木村は「はい、泣きました」。少し間を置いて、「インスタグラムの検索のところに、おすすめ動画が出てくるじゃないですか。そこを見ていた時に、犬系の話になっちゃうんですけど、すごく元気だったわんちゃんが寿命を迎えて、送り出した家族のもとに（愛犬の）動くフォトフレームみたいなものが紹介されていました。それを見ただけで結構泣いてしまいました」と、エピソードを明かした。木村をまっすぐ見つめていた新垣は「私も犬を飼っているので、犬系の動画はやばいです」と、愛犬家として同調。木村も「やばいですね」と続けた。木村はその前のトークの中で、「休みで雨さえ降ってなければ、犬と一緒に歩いています」とプライベートの様子を話していた。

　イベントには、赤楚衛二、北村匠海、白石麻衣、染谷将太が参加した。