皇治「本日をもって引退します」 芦澤竜誠に敗戦後、突然宣言「エイプリルフールというのも俺らしい」
格闘技イベント「RIZIN.41」(2023年4月1日、丸善インテックアリーナ大阪、ABEMA PPVで全試合を完全生中継)メインカード、RIZIN キックボクシングルール(61キロ、3分×3R)
一方的に会見を打ち切る
格闘技イベント「RIZIN.41」(2023年4月1日、丸善インテックアリーナ大阪、ABEMA PPVで全試合を完全生中継)メインカード、RIZIN キックボクシングルール(61キロ、3分×3R)
メインカードは元K-1ファイター対決。芦澤竜誠(Battle-Box)が皇治(TEAM ONE)に2-1(30-29、30-29、29-30)で判定勝ちを収めた。芦澤はRIZIN初参戦で初勝利。敗れた皇治は試合後の会見で引退を宣言した。
突然の宣言だった。試合後の会見で、皇治はまず試合後の感想を聞かれると、スポンサーのドリンクを飲んでから「うまいなこれ、どこの? さらにエイプリルフールでしょ」と続けた。
さらに芦澤について問われると、遮るように「何も言うことなくて、最高でしょ。彼やったから盛り上がりましたし、何も言うことないですよ」と繰り返し強調した。
そして「大口叩いてここまでやってきて、何度メッキがはがれても、またはったらいいと思ってやってきました。偽物と馬鹿にされてもやっていけると証明してきたつもりですし、だからエイプリルフールに引退するというのも俺らしいし、すべての方々に感謝してますし、良く戦ったなと。本日をもって皇治は引退します」と言い残し、一方的に会見を打ち切った。
榊原信行CEOは皇治の突然の宣言について、「試合後、全く本人と会話できていない。本人の気持ちの中でも感情的になっている部分もあると思う。発言の真意も含めて、真摯(しんし)に向き合っていきたい」と話すにとどめた。
本当に引退するのか、それともエイプリルフールのジョークなのか、記者からの質問を受け付けなかっただけに真意ははかりかねるが、格闘技界屈指の人気選手の今後に注目が集まる。