感染率“4割以上”…米・豚肉加工工場で2200人中、約900人が新型コロナに感染
米食肉加工業最大手「タイソン・フーズ」のインディアナ州ローガンズポートにある豚肉加工工場で、従業員890人が新型コロナウイルスに感染していた、と米紙「ニューヨーク・ポスト」が報じている。2200人いる従業員の4割以上に当たる。
米紙「ニューヨーク・ポスト」が報じる
米食肉加工業最大手「タイソン・フーズ」のインディアナ州ローガンズポートにある豚肉加工工場で、従業員890人が新型コロナウイルスに感染していた、と米紙「ニューヨーク・ポスト」が報じている。2200人いる従業員の4割以上に当たる。
同工場は、全米各地にある同社工場のうち自主休業を行っているうちの1つだった。現在は、アイオワ州の2つの食肉加工工場、ワシントン州とネブラスカ州にある牛肉加工工場も自主休業している。
ただ、インディアナ州テレビ局「WISH-TV」によると、現在は政府当局者とタイソン・フーズ社で事業再開に向けた計画策定の動きを進めているという。4月28日には、ドナルド・トランプ大統領が「国防生産法」(1950年に制定された連邦法。緊急時に政府に産業界を直接的に統制できる権限を付与するもの)を適用し、工場の操業継続を指示していた。