最後の2期生・鈴木絢音が願う乃木坂46の未来 「キラキラと輝き続けますように」

アイドルグループ・乃木坂46が28日、都内のLINE CUBE SHIBUYAで『鈴木絢音卒業セレモニー』を開催。“最後の2期生”としてグループをけん引した鈴木絢音が、オーディション合格から丸10年となる節目の日に愛する乃木坂46から旅立った。

乃木坂46から旅立った鈴木絢音
乃木坂46から旅立った鈴木絢音

『自惚れビーチ』『ボーダー』『アナスターシャ』などを披露

 アイドルグループ・乃木坂46が28日、都内のLINE CUBE SHIBUYAで『鈴木絢音卒業セレモニー』を開催。“最後の2期生”としてグループをけん引した鈴木絢音が、オーディション合格から丸10年となる節目の日に愛する乃木坂46から旅立った。

 本公演のセットリストは、鈴木自身が監修し、センターを務めたアンダー曲『自惚れビーチ』、初めて選抜入りした『ジコチューで行こう!』など、全14曲を披露。上映されたインタビューVTRやMCで鈴木は、各楽曲の特別な思いを語った。

 各期の後輩たちと共演するブロックで鈴木は、「もしかしたら、1期生、2期生がいなくなって、不安を持っている子もいるかもしれない。これまで歩んできた道が乃木坂だったように、みんながこれから歩いていく道がきっと乃木坂になって行くはずだから安心してほしい」と優しいメッセージ。5期生と『失いたくないから』、4期生と『キャラバンは眠らない』、3期生とは『空扉』、ファン目線で選んだ楽曲と衣装で後輩たちとのパフォーマンスを楽しんだ。

 ユニットブロックでは、久保史緒里・佐藤璃香との東北出身3人組で『Am I Loving?』、研修生を経験した黒見明香・佐藤璃果・林瑠奈・松尾美佑・弓木奈於と『ボーダー』を披露。ファンの思いも汲み取ったメンバー構成は、鈴木の深いグループ愛が感じられた。

 また、『ボーダー』に関するエピソードとして、鈴木が乃木坂46に加入するきかっけとなった同じ秋田県出身の先輩・生駒里奈の言葉を回想。「かっこいい曲だから、ついクールな表情でパフォーマンスしたいと思うけど、笑顔でパフォーマンスしてほしい」「かっこよくパフォーマンスをするのはこれから先いつでもできるけど、フレッシュに笑顔にパフォーマンスできるのは今しかないと思う」と振り返り、乃木坂46の過去と未来が交錯するパフォーマンスで憧れの先輩から受け取った思いを後輩たちに継承した。

 アンダーの名曲『新しい世界』『自由の彼方』歌唱前には、「個人的に好きというのもありますし、好きだからこそ、これからのライブで後輩のみんなが歌い継いでほしい」とメッセージ。本編のラストでは、「2期生はみんな卒業して、オリジナルメンバーも私しかいなくて、披露するのは緊張するし、さみしいけど、頼もしい後輩のみんなの力を借りて歌わせてください」と語りかけ、思い出の2期生楽曲『アナスターシャ』で思いを伝えた。

 先月、最後の1期生・秋元真夏が卒業し、グループは3期生、4期生、5期生のみとなり、大きな転換期を迎えた。“アイドル・鈴木絢音”のラストナンバーには、『君の名は希望』をチョイス。「これからの乃木坂46がキラキラと輝き続けますように」と涙を浮かべて願った鈴木は、各メンバーと寄り添いながら笑顔を見せ、10年間の乃木坂人生を締めくくった。

○3月28日/乃木坂46『鈴木絢音卒業セレモニー』セットリスト/LINE CUBE SHIBUYA
M01 自惚れビーチ
M02 走れ!Bicycle
M03 失いたくないから
M04 キャラバンは眠らない
M05 空扉
M06 Am I Loving?
M07 ボーダー
M08 新しい世界
M09 自由の彼方
M10 ジコチューで行こう!
M11 羽根の記憶
M12 アナスターシャ
EN1 ゆっくりと咲く花
EN2 君の名は希望

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