渡辺謙&佐藤浩市が映画「Fukushima50」で見せる壮絶な覚悟

俳優の佐藤浩市(58)と渡辺謙(59)が4月17日、都内で行われた映画「Fukushima50」(若松節朗監督、2020年公開)のクランクアップ記者会見に出席した。同映画は2011年3月に起こった東日本大震災時の福島第一原発事故を描いた超大作だ。

「Fukushima50」のクランクアップ記者会見に出席した渡辺謙(左)と佐藤浩市【写真:編集部】
「Fukushima50」のクランクアップ記者会見に出席した渡辺謙(左)と佐藤浩市【写真:編集部】

クランアップ記者会見「絶対に忘れてはいけないこと」

 俳優の佐藤浩市(58)と渡辺謙(59)が4月17日、都内で行われた映画「Fukushima50」(若松節朗監督、2020年公開)のクランクアップ記者会見に出席した。同映画は2011年3月に起こった東日本大震災時の福島第一原発事故を描いた超大作だ。ジャーナリスト・門田隆将氏のノンフィクション「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」が原作で、佐藤は福島出身で現場を指揮する当直長・伊崎利夫役、渡辺は原発所長の吉田昌郎役を演じる。

 会見で佐藤は「人間は忘れなければ生きていけないことと、絶対に忘れてはいけないこと、その2つが生きていく上で大事なことだと思っている。この映画は後者。絶対に忘れてはいけないこと。それを我々がメッセンジャーとして、この事実を映画にどう刻むか。この映画を見た人がどういう思いを抱くか、それを大事に進めてきた」と今作への意気込みを語った。

 渡辺も「この題材をやるという話を伺ったときに非常にハードルの高い作品になることは間違いないと思った。非常にプレッシャーのかかる役でした」と真剣なまなざしで話した。事故当時、現場で働いていた作業員がスタジオに来た際には、「『この局面で吉田さんはどう対応したのか』『メディアで映し出されていない吉田さんは実際にはどうだったのか』と根掘り葉掘り、その時の状況を聞かせてもらい、参考にしながら役を作らせてもらいました」と振り返った。

 佐藤と渡辺は映画「許されざる者」(2013年)でも共演しているが、佐藤は「年は1つしか違わないが、生きてきた人生が違うのか風格が漂っている。最初は電話だけで、撮影が1か月以上経ってからお会いできて、言い方は妙だが、顔を見てホッとできた。言葉は正しくないかもしれないが、戦友のような気分で一緒に頑張ってこられた」。一方の渡辺は「全幅の信頼を置ける素晴らしい同士」と評した。

 会見最後には、佐藤は「これだけ笑いの少ない映画の会見は初めてです」と話す場面も。2人の並々ならぬ思いが詰まった同作は来年公開される。

(ENCOUNT編集部)