俳優の長澤まさみが23日、都内で行われた映画『ロストケア』（3月24日公開）の公開前夜祭に出席した。撮影を振り返り、初共演で主演の松山ケンイチと「会話しなかった」と明かした。

　本作は、葉真中顕の第16回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作が原作の社会派エンターテインメント。介護士でありながら、42人を殺めた殺人犯・斯波宗典（松山）と、その彼を裁こうとする検事・大友秀美（長澤）が、互いの正義をかけた争う様を描く。

　長澤は「撮影中、ケンちゃんと会話をしなかったのが心に残っています」と述懐。「お互い、立場が違ったりするので、そういった空気感を壊さないようにしようという思いから、当たり前のようにそうなっていた、というのもありますし、それぞれが『そうしたい』という思いもあった。それがうまくいったんでしょうね」と語った。

　他方、松山の印象を問われて「あ～！　目の色がすごく茶色い！」と言い、満面の笑みを見せた。

　イベントには鈴鹿央士、坂井真紀、戸田菜穂、加藤菜津、柄本明、前田哲監督も出席した。