【どうする家康】家康が兄弟同然に育った氏真と直接対決 NHK「今川最期の時が迫る」
松本潤が主演を務め、徳川家康を演じるNHKの大河ドラマ『どうする家康』(日曜午後8時)。死ぬか生きるかの大ピンチをいくつも乗り越えていく家康を描く波瀾(はらん)万丈のエンターテインメント。
松本潤が徳川家康を演じるNHKの大河ドラマ 第12回の見どころを探る
松本潤が主演を務め、徳川家康を演じるNHKの大河ドラマ『どうする家康』(日曜午後8時)。死ぬか生きるかの大ピンチをいくつも乗り越えていく家康を描く波瀾(はらん)万丈のエンターテインメント。
19日に放送された第11回では、家康が今川領の駿河・遠江を狙う武田信玄(阿部寛)と談判することになり、双方が今川領を攻め、切り取り次第で己の領地にするという密約を交わす様子が描かれた。恩ある今川と戦うことに抵抗を感じつつも、家康は遠江の引間城へと兵を進めるが、引間城の城主は、瀬名(有村架純)の親友・田鶴(関水渚)。結局、田鶴は落命する展開だった。26日放送の第12回はどういう展開になるのか。
(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)
NHKによると、武田信玄から攻め込まれ、家臣にも見限られた氏真(溝端淳平)は、駿河・今川館を捨てる。妻・糸(志田未来)は、彼女の実家である北条に身を寄せるよう勧めるも、氏真は耳を貸さない。一行が徳川領に近い掛川城に落ち延びたため、家康は兄弟同然に育った氏真と直接戦うことになり…、という展開とのことだ。
第12回のサブタイトルは「氏真」。第11回の本編放送後の次回予告の映像には家康が「わしと氏真の戦じゃ。信玄なぞ関わりないわ」と叫ぶ姿があった。また、氏真が「私はそれほど頼りのうございますか」と語ると、亡くなった父・今川義元(野村萬斎)が登場し「そなたに、将としての才はない」ときっぱりと言う姿が映し出された。最後は氏真と家康が1対1で刃を交える映像もあった。
第12回は氏真がクローズアップされる。公式サイトの予告映像には「今川最期の時が迫る」という字幕があった。これまでプライドが高い人物として描かれてきた氏真が、家臣に見限られて掛川城に落ち延びるなど衰退する様子がどう描かれるのか。溝端の演技にも注目したい。また、家康がかつて兄と慕った氏真に対する思い、今川勢に対する動き方をどう描くかも気になる。前回、田鶴の勇ましく散る感動的な最期のシーンでは、ネット上に「悲しい」「つらい」といった視聴者の声であふれた。第12回も視聴者の心を揺さぶることを期待したい。