小学生の娘のYouTube依存やめさせた“秘策”が話題 逆転の発想に「目から鱗」

子育て中、子どもの気を引くために何かと便利なYouTube。一方で、度が過ぎると他のことが手につかず、困ってしまっている親も多いだろう。そんななか、まな娘のYouTube依存をやめさせることに成功した投稿が、ネット上で話題を呼んでいる。YouTubeを見ることが「苦痛になる」というとっておきの“秘策”を投稿者に聞いた。

子育て中何かと便利な一方で、度が過ぎると依存のリスクもあるYouTube(写真はイメージ)【写真:写真AC】
子育て中何かと便利な一方で、度が過ぎると依存のリスクもあるYouTube(写真はイメージ)【写真:写真AC】

1日2時間のYouTube視聴と内容と感想の報告を“義務付け”

 子育て中、子どもの気を引くために何かと便利なYouTube。一方で、度が過ぎると他のことが手につかず、困ってしまっている親も多いだろう。そんななか、まな娘のYouTube依存をやめさせることに成功した投稿が、ネット上で話題を呼んでいる。YouTubeを見ることが「苦痛になる」というとっておきの“秘策”を投稿者に聞いた。

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「娘のYouTube視聴が止まらない。
自分で制御できなくなったので妻と話し、娘に1日2時間のYouTube視聴を“義務付けた”
毎日必ず2時間観て内容と感想の報告を行うよう指示。娘は最初喜んだが1週間もせずに根を上げた。楽しい事も義務にされると苦痛になるとの事。今はYouTube以外の遊びを取り入れている」

 小学校2年生の長女のYouTube視聴をやめさせることに成功したのは、8歳と4歳の娘2人を育てるくり(@Crystallineazu1)さん。当初は「視聴時間を制限する」案や「いっそ視聴できないようにする」といった案も出たものの、「『視聴したい』という気持ちに物理的に制限をかけてしまうと、かえってYouTube視聴への渇望感が高まり、親に隠れて見たり、見られないイライラが問題行動に変わったりするのでは」という懸念があったといい、「一度、娘に嫌というほどYouTubeを見てもらおう。むしろ強制的に見てもらうことで視聴欲求を飽和状態にしてはどうだろうか」「YouTube視聴を義務化し、内容と感想の報告を親に行うよう指示を出せば、YouTube視聴そのものが業務のように感じられ、視聴欲求も収まるのではないか」と考えたという。

「実は娘自身もYouTubeに依存気味なのには気づいていて、それでも自分でやめられないことに悩んでいるようでした。提案を受けた当初、娘は『1日2時間も見られるなんてラッキー!』と言っておりましたが、義務化されたYouTube視聴は過酷なもので、視聴中も感想などを考えながら見なければならず、これがなかなかきつかったようです」

 実践する際にはYouTubeの代わりに楽しめるものをできるだけ多く用意したといい、現在はYouTube視聴はほぼせず「画用紙とはさみと糊で工作物を作る」「塗り絵をする」「お絵かきをする」「読書をしたり通信教材による学習及びその教材に付帯するゲーム機能に興じたりする」「4歳妹の遊び相手になる」「家事のお手伝いをする」など、YouTube以外の楽しみをたくさん見つけているそうだ。

 子育てや夫婦関係に関することを中心に、日常生活の中で気付いたことを発信しているというくりさん。「これは我が家の娘の性格やYouTubeへの依存度、本人の問題意識等々、さまざまな条件を妻と協議し、勘案して生み出した取り組みなので、これをそのまま他のご家庭のお子さまに推奨する意図はございません。そのご家庭でのお子さまにあったやり方で、僕の発信内容を参考程度にしていただけたらと考えております」としているが、「視聴を義務付ける」という逆転の発想には、多くの保護者から「目から鱗」と驚きの声が寄せられているという。

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