テレビ東京のマスコットキャラクター・ナナナが初めて3体同時に公の場に登場した。21日、東京・押上の東京スカイツリータウン（R）のハナミ坂ひろばと4階のスカイアリーナに姿を見せ、利用客にナナナのフェイスパックセット（3種類の顔入り）を1500個配布した。

ナナナは、テレビ東京の開局50周年（2014年）記念キャラクターとして13年9月にお披露目されたキャラターで、同局のデジタルリモコンキーIDである「7」を連想させるバナナをモチーフにしている。約9年半の活動は単体だったが、今回は同局系ドラマスペシャル『ペルソナの密告 3つの顔をもつ容疑者」（24日午後8時）のPR施策として3体同時登場となった。

3体のナナナは、ドラマ内の登場人物で多重の人格を持つ解離性同一性障害（DID）の青年・元村周太（竹内涼真）の3つの人格（1）主人格の“元村周太”（2）交代人格の“カブト”（3）交代人格の“バク”にそれぞれがなりきっていた。そして、午前11時15分、祝日でにぎわう場に同時に姿を見せた。すると、瞬時に人だかりになり、押し寄せた子供たちにナナナたちがもみくちゃにされる場面もあった。

それでも、子どもたち、海外からの観光客、デート中のカップルらがフェイスパックを受け取り、ナナナたちと写真撮影。そして、3体の表情が違うことに気付き、ピンクのほっぺをしたカブトナナナには「かわいい～」、ご機嫌斜めな顔をしたバクナナナには「怒ってる～」、1番人気の周太ナナナには「いつものナナナだ」などの声が上がっていた。