三浦宏規、ミュージカル『のだめ』千秋役に重圧「『玉木宏さんじゃないんかい!』と言われそう」
今年10月に上演されるミュージカル『のだめカンタービレ』のキャストが発表され、“のだめ”こと野田恵を上野樹里、千秋真一を三浦宏規が演じることが、わかった。20日、都内で会見が行われ、2人が意気込みを語った。
千秋役でピアノ特訓宣言、親が先生で「合宿しようかな」
今年10月に上演されるミュージカル『のだめカンタービレ』のキャストが発表され、“のだめ”こと野田恵を上野樹里、千秋真一を三浦宏規が演じることが、わかった。20日、都内で会見が行われ、2人が意気込みを語った。
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『のだめカンタービレ』は、2001年から10年まで『月刊Kiss』(講談社)で連載された二ノ宮知子氏による人気漫画。音楽大学のピアノ科に在籍しながらも指揮者を志している大学生・千秋真一が、落ちこぼれで変態だが天才的なピアノの才能を持つ野田恵と出会い、世界へと羽ばたいていく姿を描く。
上野は、06年の連続ドラマ、08年のスペシャルドラマ、09年と10年に公開された劇場版でものだめを演じている。のだめを演じるのは、10年公開の劇場版以来となる。
自身初めてとなるミュージカルで、久々にのだめを演じることには「想像していなかった」と素直に吐露。「のだめは感情が豊かな役。みなさんが劇場に来てくれて、のだめと感情を楽しんでほしい。エンターテインメントとして、優れた作品になると思う。みなさんの笑顔が感じられる舞台になったら」とファンに呼びかけた。
千秋役の三浦は、舞台を中心に活躍する俳優。19年にミュージカル『レ・ミゼラブル』のマリウス役を史上最年少で射止め、舞台『千と千尋の神隠し』のハク、ミュージカル『刀剣乱舞』の髭切などを演じてきた。
幼少期に習っていたクラシックバレエの影響で、クラシック音楽が大好きという三浦は、「のだめ」は「大好きな作品」という。「ミュージカルになると聞いて驚いた。まさか、自分が大好き千秋先輩を演じるなんて夢にも思っていなかった」と喜ぶ一方で、「正直、怖いです。『玉木(宏)さんじゃないんかい!』と言われそう」とプレッシャーも感じている。
会見会場には、原作者の二ノ宮氏から「新しいのだめと千秋を見られるのが本当に楽しみです。みなさま、どうか自由に楽しく頑張ってください」というメッセージが届いた。真剣に耳を傾けていた三浦は、「本当にありがたい言葉。なぞるのではなく、二ノ宮先生が描いた作品が舞台でどんな景色になるのか、模索しながら作り上げたい。二ノ宮先生に『舞台版ののだめも成功した』と思ってもらえるよう精一杯頑張りたい」と意気込んだ。
また、三浦は「実は親がピアノの先生をやっている」と紹介し、ミュージカルに向け「まずはマエストロになるためピアノの合宿をしに実家に帰ろうかなと、思っています」と宣言。続けて「大好きな作品なので、その作品の名を汚さないようにしたい。上野さんにはお世話になることばかりだと思いますが、精一杯頑張ります。すてきな作品を届けたい」と語った。
ミュージカル『のだめカンタービレ』は10月に都内のシアタークリエにて上演。演出は上田一豪氏、クラシック音楽監修は茂木大輔氏が担当する。