加藤浩次「近いうちに出して欲しい」緊急事態宣言の延長問題で判断基準の数値化を切望

日本テレビの情報番組「スッキリ」は30日、緊急事態宣言の延長問題を特集した。

加藤浩次【写真:Getty Images】
加藤浩次【写真:Getty Images】

目標数値の可視化はチームワークを促す意味でも精神的な安心材料になる

 日本テレビの情報番組「スッキリ」は30日、緊急事態宣言の延長問題を特集した。

 番組では5月6日までの緊急事態宣言について、5月1日の専門家会議で話し合われ、4日にも正式決定の見通しと伝えた。また、延長問題について検討する際の1つの判断基準として「実効再生産数」を挙げ、その内容について紹介した。

 実効再生産数とは、「1人の感染者が生み出した2次感染者数の平均値」。たとえば、3月21日から30日までの実効再生産数は推定値で1.7で、1人の感染者が平均1.7人の2次感染者数を生み出していることが判明している。

 医師の金子俊之氏は緊急事態宣言の解除について「1を切る必要がある。1を切ってこないと感染は収束しない。緊急事態宣言を解除する1つの根拠になる」と話した。

 一方で、問題もある。この数値の算出方法は非常に難しく、専門家によっても議論が分かれるということだ。そのため、毎日アナウンスすることは難しい。

 ただ、コメンテーターとしてリモート出演した国際ジャーナリストのモーリー・ロバートソン氏は「非常に算出は困難だと思うのですが、本当であればこういう数字が天気予報のように頻繁に見えると人は努力しやすい」と語り、チームワークを促す目標数値としてリソースを集中して数値を頻繁に出していったほうが精神的にも好影響を与えると語った。

 番組MCでお笑いコンビ「極楽とんぼ」の加藤浩次もこの意見に同意して「企業の面もありますし、ご自宅で我慢してずっと家にいてくれる方たちのためにも『こうなったらこうなる。こういう数字が出たらこうなんだ』という、明日の専門家会議ですぐに出せないかもしれないですけど、近いうちに出して欲しい」と国民の意識を変えるための数字が必要であると訴えた。

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