【らんまん】浜辺美波が共感するヒロインとの共通点「最終ジャッジは自分でしたい」
俳優・浜辺美波が、ヒロインを務めるNHKの次期連続テレビ小説『らんまん』(4月3日スタート、月~土曜午前8時 NHK総合ほか)の取材会に出席し、作品や演じる役への思いなどを語った。作品は江戸末期に生まれ、草花を愛し、夢に向かって人生をまっすぐに歩んだ植物学者・槙野万太郎の生涯を描くオリジナル作品。実在した植物学者・牧野富太郎をモデルにするがフィクションとして制作。浜辺は神木が演じる万太郎の妻・寿恵子を演じる。寿恵子は夫をひたむきに支えるたくましい女性。
4月3日スタートの次期連続テレビ小説『らんまん』でヒロイン・寿恵子
俳優・浜辺美波が、ヒロインを務めるNHKの次期連続テレビ小説『らんまん』(4月3日スタート、月~土曜午前8時 NHK総合ほか)の取材会に出席し、作品や演じる役への思いなどを語った。作品は江戸末期に生まれ、草花を愛し、夢に向かって人生をまっすぐに歩んだ植物学者・槙野万太郎の生涯を描くオリジナル作品。実在した植物学者・牧野富太郎をモデルにするがフィクションとして制作。浜辺は神木が演じる万太郎の妻・寿恵子を演じる。寿恵子は夫をひたむきに支えるたくましい女性。
まずは出演が決まった際の感想を尋ねた。
「小さい頃から『連続テレビ小説のヒロインになったら見る』と両親や祖父母から言われていて。今までそこまで強く意識はしてこなかったのですが、祖父母の年齢が重なっていき、コロナ禍で帰省ができない中、恩返しをしたいと思っていた時期にお話をいただきました。私はお花も大好きなので、全部のタイミングに恵まれていたように思います。決まった時は手が震える感覚をおぼえ、夜は眠れませんでした」
脚本を読んだ感想も紹介してくれた。
「まず第1週を読んだのですが、まだ小さい万太郎さんの無邪気な感覚とお母さんとの思い出みたいな場面で思わず泣いてしまいました。それぐらい長田育恵さんの脚本は引き込まれるような人間味と愛してしまうような人間性が万太郎さんに出ています。最初に長田さんとお会いした時に、信頼でき、言葉づかいにたくさんの配慮と愛がこもっている方だと感じました。その長田さんのお人柄が存分に詰まった、温かさやスピード感もある、本当にハッピーになれるお話だと思いました」
朝ドラ出演は15年に放送された『まれ』以来8年ぶり。当時と比較して自身の変化はどうか。
「当時は撮影の記憶が全くないくらい周りの動きや、自分のことだけで精いっぱいでした。今は視野を広く持てる余裕が出てきて、自分のペースで撮影に向かっていくルーティン的なものもできていると思います。子役ちゃんが来た時にはいい思い出として残るように努めたいと思います」
演じる寿恵子と自身の共通点はあるだろうか。
「最初に脚本を読んだ時、少し現代的な性格をしていると感じ、共感も応援もできる役柄だなと思いました。自分で選んだ道を楽しんで力強く歩いていく姿はかっこいい女性像だと思います。私自身も他の人の意見も聞きますが、最終ジャッジは自分でしたいという気持ちがあるので、すごく共感できます。視聴者の皆さんにも応援したいと思ってもらえると思います」
浜辺自身は寿恵子の魅力をどう感じているだろうか。
「強さが大きな魅力の一つだと思います。苦労する中でも楽しみながら槙野万太郎さんを支えていく。苦難を乗り越えていく工夫ができる強さはうらやましいです。大変な中でも支え続ける。自分の思いを貫いたからこそ幸せを感じることができるのだろうなと思います」
撮影中の楽しいエピソードも紹介してくれた。
「和菓子店の娘という役で、食べたことのなかった、かるやきを初めていただいたら想像以上においしくて。お菓子を担当する方にこっそりもらったりしています。寿恵子と『らんまん』をイメージしたねりきりも作ってくださり、うれしかったです。心が温かくなり、おいしくて癒やされました」
最後に視聴者に、作品への思いを感じさせるようなメッセージを紹介した。
「朝からさわやかな気持ちにしてくれて、活気をくれるというか、すがすがしい風が体の中を通り抜ける感覚が『らんまん』にはあると感じます。心がちょっと軽くなるようなエッセンスをくれるのではないでしょうか。らんまんに咲き誇るような連続テレビ小説になるはずです。本当にハッピーな気持ちになれると思うのでぜひたくさんの方に見ていただきたいです」