映画『刀剣乱舞-黎明-』現代の出陣で“思わぬ苦労” 荒牧慶彦「戦いにくいなって…」

映画『刀剣乱舞-黎明-』(3月31日公開)の東京スカイツリー&完成報告会イベントが19日、都内で行われ、本作に出演する三日月宗近役の鈴木拡樹、山姥切国広役の荒牧慶彦ら8人のキャストとメガホンをとった耶雲哉治監督が登壇した。

イベントに出席した鈴木拡樹(左)と荒牧慶彦【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに出席した鈴木拡樹(左)と荒牧慶彦【写真:ENCOUNT編集部】

耶雲監督も苦労「刀を持ったアクション撮影を許可してくれる場所が少ない」

 映画『刀剣乱舞-黎明-』(3月31日公開)の東京スカイツリー&完成報告会イベントが19日、都内で行われ、本作に出演する三日月宗近役の鈴木拡樹、山姥切国広役の荒牧慶彦ら8人のキャストとメガホンをとった耶雲哉治監督が登壇した。

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 映画の原案となる『刀剣乱舞-ONLINE-』は擬人化した刀剣男士を育成・編成し、歴史の改変を目論む歴史修正主義者から正しい歴史を守るために戦うシミュレーションゲーム。2015年にブラウザゲームとして配信された後、舞台・ミュージカル、テレビアニメなどさまざまなメディアミックスが展開され、“刀剣女子”という言葉が誕生するなどの社会現象を巻き起こした。

 映画『刀剣乱舞』のキャストは、主に舞台『刀剣乱舞』の出演者で、初の実写映画『刀剣乱舞-継承-』は19年に公開。本能寺の変を描いた。今回の「-黎明-」では2012年に東京を舞台とした戦いを描く。

 シリーズ初となる「現代への出陣」。鈴木は「最初に三日月宗近を演じた頃から現代への出陣は妄想したことあった。面白そうだなって」と待望の設定だったといい、「実はこの映画で、現代でやりたかったことができたので、すごくうれしい。そこはどのシーンなのか、予想してほしい。本当にテンションあがりました」と紹介した。

 鈴木と違って「現代の出陣は考えたことがなかった」という荒牧は、「現代も過去なんだなって。2205年からしたら、2012年も過去なんだって思ったのを覚えている」とコメント。続けて「現代での撮影は戦いにくいなって思いました。アパートやスカイツリーで戦ったけど、戦いにくいんですよ(笑)。場所的に狭かったりして……。ゲームの設定でも、打刀は屋内戦では不利になる。そこまで考えられて作り込まれています」と語った。

 耶雲監督も「現代で撮影が楽になると思ったら逆に大変だった。刀を持ったアクション撮影を許可してくれる場所が少ないんですよ」と苦笑い。「渋谷に出陣するシチュエーションもあるのですが、簡単だと思いきや、難しかった」と明かした。

 同映画には東京スカイツリーが重要なシーンに登場することから、タイアップが決定。メインキャラクター10振りをイメージした特別ライティングが実施されるほか、オリジナルグッズの販売やフォトスポットが設置される。

 点灯式では、代表して鈴木がボタンを押すと、10振りの刀がスカイツリーを斬るような動きのある演出の後、特別カラーに彩られた。

 そのほか、へし切長谷部役の和田雅成、山姥切長義役の梅津瑞樹、髭切役の佐藤たかみち、骨喰藤四郎役の定本楓馬、堀川国広役の小西詠斗、小烏丸役の玉城裕規も参加した。

 東京スカイツリーの『刀剣乱舞』特別ライティングは3月19日、25日、31日、4月1日、8日、15日の6日間、行われる。

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