斎藤工「うつさない!うつらない!」 新型コロナの啓発動画でゆきぽよ、山中教授らと呼びかけ
公益社団法人「日本医師会」は28日、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、俳優の斎藤工、タレントのゆきぽよらが啓発を呼びかける動画を公開した。同会では、「うつさない!うつらない!」を合言葉としたキャンペーンを展開している。
日本医師会のキャンペーンに著名人が賛同…「一人でも多くの方々がさらなる行動変容を起こすきっかけになれば」
公益社団法人「日本医師会」は28日、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、俳優の斎藤工、タレントのゆきぽよらが啓発を呼びかける動画を公開した。同会では、「うつさない!うつらない!」を合言葉としたキャンペーンを展開している。
新型コロナウイルス感染拡大に歯止めがかからない中で、同会は「医療崩壊を防ぐためには、重症患者を減らすこと、そのためには感染患者を減らすことが不可欠となることから、国民のみなさんにさらなる協力を求めるため、今回の動画を公開しました」と説明している。
今回の4本の動画は、同会の横倉義武会長によるメッセージのほか、今回のキャンペーンに賛同したノーベル賞受賞者で京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥教授、斎藤工、ゆきぽよが、それぞれの立場から感染拡大の防止に向けた呼びかけを行う内容だ。動画で斎藤は「彼ら(新型コロナウイルス)の最大の脅威は人と人を引き離す能力です。それに対して僕らはこういったソーシャルメディア、オンラインを使って会わずともコミュニケーションを取れる。これはコロナからしたら最大の脅威だと思います」などとメッセージを送っている。
また、斎藤は動画への協力に加えて、自身が企画主催している移動映画館プロジェクト「シネマバード」のバスタオル約200枚を、医療従事者のために寄贈した。
日本医師会の城守国斗常任理事(広報担当)は「新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、日本はいつ医療崩壊が起きてもおかしくない状況にあります。医療崩壊は、新型コロナウイルス感染症以外の病気も診ることができなくなることを意味しており、何としても防がなければなりません。そのためには、国民のみなさんの理解が不可欠であり、今回、ノーベル賞受賞者の山中先生、そして、特に、主婦層や若者に人気のある斎藤さん、ゆきぽよさんにご協力いただいて、4本の動画を制作させていただきました。 この動画が、一人でも多くの方々がさらなる行動変容を起こすきっかけになれば、ありがたいと思っています」とコメントを発表した。