【100よか】幽霊の先輩・樋口昌通に訪れた予想外の展開 まさかの伏線回収に視聴者も安堵
俳優の井上真央が主演を務め、佐藤健、松山ケンイチが共演するTBS系連続ドラマ『100万回 言えばよかった』(金曜午後10時)が、17日に最終回を迎えた。今回は、インパルスの板倉俊之演じる幽霊・樋口昌通にも新たな展開が訪れ、話題となっている。
1人残された昌通にも新たな展開「まーさん、よかったねお幸せに」
俳優の井上真央が主演を務め、佐藤健、松山ケンイチが共演するTBS系連続ドラマ『100万回 言えばよかった』(金曜午後10時)が、17日に最終回を迎えた。今回は、インパルスの板倉俊之演じる幽霊・樋口昌通にも新たな展開が訪れ、話題となっている。
同作は、脚本家・安達奈緒子が描く完全オリジナルドラマ。運命だと思った相手を突然失った主人公・相馬悠依(井上)と、悠依にプロポーズする直前に不可解な事件に巻き込まれ幽霊となってしまった鳥野直木(佐藤)。直木の存在を唯一認識できる刑事の魚住譲(松山)。数奇な運命に翻弄(ほんろう)されながら奇跡を起こそうとする3人の姿を描く。
(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)
昌通は直木にとって「幽霊の先輩」にあたり、これまでも直木の話を聞きアドバイスしてきた。昌通は霊感の強い譲の姉・叶恵(平岩紙)のもとで過ごすようになり、同じく幽霊が見える叶恵の子どもたちとも仲良く過ごしている。しかし10日に放送された第9話で直木が成仏し姿が消えたため、昌通は再び1人になったことを寂しがっていた。
最終回では、成仏したはずの直木が生き返り、悠依の前に現れた。直木は叶恵と昌通のもとを訪れる。久々の再会に昌通は、「直木!! なんだよもう! 会いたかったんだぞ!」と喜び、駆け寄って抱きつこうとした。しかし昌通は直木の体をすり抜けてしまう。直木に肉体があることに驚く昌通。
「なんだよ……、やっぱりいなくなっちゃうのか」と寂しがる昌通に、直木は「まーさんは、どーすんの? これから」と尋ねる。昌通は、「直木いなくなっちゃったらまた1人だし、成仏するキッカケもないし」と落ち込んだ。叶恵は、「みっちーも、自分が死んじゃったこと、一度ちゃんと振り返った方がいいと思うよ」と語る。「なんで死んじゃったのかなぁ」とつぶやく叶恵に、昌通は「分かんない、事故だと思う。でも少し前に、『俺なんのために生きてんだろ』って思うことはあった」と明かし始めた。
コールセンターで働いていた昌通は、「俺、あそこの仕事すげー好きだったんだよね」と振り返る。「クレームばっかだったけど、電話かけてくる人たちって皆、聞いてほしいんだなって。だから俺、とことん聞いたよね。聞いて、言いたいこと全部言わしてあげるとさ、案外向こうも優しくなる。それでなんか、ホッとするっていうか。向こうはどうか分かんないけど」と、生きていた頃のことを語った。
「でも、辞めなきゃいけなくなった。そっからはあんま覚えてない」と、好きだった仕事を辞めてからの記憶がないという。叶恵は何か悟ったのか、「ごめん! もういいよ。好きなだけうちにいればいいよ」と気遣った。
このシーンにSNS上では、「もしかしたら、自分から死を選んじゃったのかな…」と、昌通の死因を推測する声が。
直木が昌通に「まーさん、ほんと、ありがとう」とお礼を伝えると、しんみりとした雰囲気を避けるように、昌通は外に出る。すると驚いた様子で直木と叶恵を呼びに来た。3人が外に出ると、そこには女性の姿が。なんと直木の事件で亡くなった高原涼香(近藤千尋)だった。
涼香は通販のお客さまセンターをよく利用しており、昌通の対応に心救われたという。自分が死んでしまい「向こう」に行った際、昌通が亡くなっているものの成仏していないことを知ったという。「それで、探しに来ちゃいました」と昌通のもとを訪れたのだった。突然の涼香からの「あの世へのお誘い」に、昌通は「世の中、捨てたもんじゃありませんなぁ」と喜んだ。
SNS上では「まーさんにも春が」「まーさんに救いがあってよかったなぁ」「まーさん成仏できるのうれしかった!」「まーさん、よかったねお幸せに」と喜びの声が挙がっている。