【光る君へ】秋山竜次、金田哲、瀧内公美が初大河 秋山はコントキャラならないかと心配
NHKが20日、来年1月にスタートする大河ドラマ『光る君へ』の新たな出演者11人を発表し、秋山竜次、金田哲、瀧内公美が大河ドラマに初出演することが明らかになった。
黒木華、佐々木蔵之介らNHKが新たな出演者11人発表
NHKが20日、来年1月にスタートする大河ドラマ『光る君へ』の新たな出演者11人を発表し、秋山竜次、金田哲、瀧内公美が大河ドラマに初出演することが明らかになった。
秋山は藤原実資(ふじわらのさねすけ)を演じる。藤原小野宮流の当主で、有職故実(政治や儀式のしきたり)に詳しく学識がある設定。正義と筋道を重んじると同時に、プライドが高い頑固者でもある。
秋山は「個人的に実資さんは歴史の授業でも習った記憶がなく、ネタでもやったことがありません。ですが藤原道長さんの先輩にあたり、大変ユニークでなかなかやり手な方だったと聞いてワクワクしています。僕に実資さんが務まるのか心配ですが一生懸命やらせていただきます。コントキャラみたいになっちゃわないか心配ですが…」とコメントした。
金田は藤原斉信(ふじわらのただのぶ)を演じる。道長、公任とともに青春時代を過ごす設定。道長の長兄・道隆のもとに仕えるも、道長が出世しはじめると、変わり身の早さを見せ腹心として地位を築いていく。清少納言とも交流がある人物。
金田は「藤原斉信は紫式部の上司であり、清少納言好みの貴公子。そして花形の近衛中将で人気者。さらには若いころから切れ者で道長の側近として政治、文化面を支えたのちに『一条朝の四納言』の1人まで登り詰めたスーパーエリートボーイという印象です。震えております。身が引き締まる思いであります。しかし気負わず自分の中にある気品、華、インテリジェンスを総動員して約1000年前の京都に行って参りたいと思います」とコメントした。
瀧内は源明子(みなもとのあきこ)を演じる。藤原道長のもう一人の妻で、父の源高明が政変で追い落とされ、幼くして後ろ盾を失う。夫を愛するが、立場は嫡妻の倫子に及ばず、紫式部(まひろ)の存在にもうっ屈がたまっていく設定。
瀧内は「年月をかけてひとりの人間を演じますので、今までに感じたことのない感情の積み上がりがあるんじゃないかな、と。役とともに生きていくのが今から楽しみです。大石静さんが紡いでくださる言葉を話すことが今から楽しみでなりません。明子さんをしっかり奥深く全うしたいです」とコメントした。
他に、黒木華が源倫子(みなもとのともこ)、町田啓太が藤原公任(ふじわらのきんとう)、渡辺大知が藤原行成(ふじわらのゆきなり)、本田大輔が源俊賢(みなもとのとしかた)、益岡徹が源雅信(みなもとのまさのぶ)、石野真子が藤原穆子(ふじわらのむつこ)、橋爪淳が藤原頼忠(ふじわらのよりただ)、佐々木蔵之介が紫式部の夫・藤原宣孝(ふじわらののぶたか)を演じる。
作品は平安中期に、のちに世界最古の長編小説といわれる『源氏物語』を生み出した紫式部の人生を描く。武家台頭の時代の前にきらびやかな平安貴族の世界と懸命に生きて書いて愛した女性の一生に挑戦する作品。紫式部を吉高由里子が演じ、藤原道長を柄本佑が演じる。脚本は大石静さんが担当する。