稲葉浩志がソロとして民放ドラマ初主題歌 新曲書き下ろし、挿入歌は井上陽水の名曲をカバー
ロックバンド・B'zのボーカリストでアーティストの稲葉浩志が、4月13日にスタートするフジテレビ系『あなたがしてくれなくても』(木曜午後10時)の主題歌を担当することが18日、分かった。ソロとして民放ドラマ初主題歌となり、挿入歌も担当する。
ドラマへの楽曲提供は約7年半ぶり
ロックバンド・B’zのボーカリストでアーティストの稲葉浩志が、4月13日にスタートするフジテレビ系『あなたがしてくれなくても』(木曜午後10時)の主題歌を担当することが18日、分かった。ソロとして民放ドラマ初主題歌となり、挿入歌も担当する。
本作は、夫婦セックスレスがテーマの恋愛ドラマ。原作はハルノ晴による同名コミック(双葉社刊)で、夫婦関係に悩む人たちの思いを代弁するかのようなヒリヒリとした会話劇、禁断の関係を予感させるハラハラしたストーリー展開がSNSを中心に話題を呼び、累計830万部(電子+紙)を突破している注目作。主演を奈緒が務める。
その映像化となる本作では、奈緒をはじめ、岩田剛典、田中みな実、永山瑛太といったそうそうたる豪華キャストが集結。また2014年放送のドラマ、木曜劇場『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』の西谷弘監督をはじめ、当時の制作スタッフが9年ぶりに木曜劇場枠でタッグを組み、愛を求めてさまよう30代男女の群像劇を描いていく。
今作の主題歌を担当する稲葉は、書き下ろし楽曲『Stray Hearts』を提供。稲葉といえば、B’zのボーカリストとして、これまでも月9『ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~』の主題歌『イチブトゼンブ』、月9『SUITS/スーツ』の主題歌『WOLF』など鮮烈な楽曲を提供してきた。
一方、ソロとしてはよりパーソナルな一面を投影した歌詞をのせ、圧倒的かつ繊細なボーカルを響かせる作品を発表しており、2023年からはB’zのデビュー35周年の活動と平行して、ソロでは久々となる楽曲『BANTAM』をリリースして話題を集めた。なお、ソロとしてドラマへの楽曲提供は『誤断』(WOWOW/2015年11月)以来、約7年半ぶりとなる。
主題歌となる『Stray Hearts』は本作のために稲葉が書き下ろした新曲で、満たされない愛情のよりどころを求めてさまよう人間の心を、稲葉の力強い歌声で表現した楽曲となっている。「息遣いはすぐそばに 聞こえるのに触れられない」、「思いは同じはずなのに」など、すれ違う主人公たちの心情に寄り添った切ない歌詞にも注目だ。
さらに挿入歌として、シンガー・ソングライター井上陽水の『ダンスはうまく踊れない』を稲葉がカバーすることも決定。これまで中森明菜や徳永英明など、さまざまな歌手によって歌われてきた楽曲。挿入歌『ダンスはうまく踊れない』は、初回放送内で初解禁される。
稲葉のコメントは下記の通り。
○稲葉浩志
「本当は互いにもっと寄り添いたいと思いながらもすれ違い、じりじりと行き場をなくす感情、それでも何かを信じたい希望、登場人物たちのそんな心の彷徨(ほうこう)を歌にできたらと思い『Stray Hearts』を作りました。ドラマとともに皆様に届くと嬉(うれ)しいです。稲葉浩志」
○プロデュース・三竿玲子
「夫婦関係に正解はなく、誰が悪いと言えない悲しいすれ違い……2組の夫婦、4人がそれぞれに抱える四様の思い、心の叫びが、稲葉さんの艶のある切ない歌声で届く、すてきな主題歌を作って頂きました。挿入歌は、井上陽水さんの名曲が、主人公みちの誰にも言えなくて行き場を失っている思いを表しているかのようで、そんなみちのすぐ後ろで稲葉さんが寄り添って包み込んでくださっている……そんな楽曲となっています。誰しもが抱えている気持ち、内面を繊細に紡いでいる稲葉さんのソロ曲を聞かせて頂いた時、このドラマの繊細で切ない女心を稲葉さんに表現して頂きたいと思いました。まさか、主題歌と挿入歌の2曲もお願いできるとは夢にも思っておらず、本当にうれしく思います。この曲たちがドラマの本編映像と合わさった時、どんな世界を見せてくれるのか、是非、楽しみにして頂けたらと思います」