田中圭、初の地上波冠バラエティー “見守り役”バカリズム「めちゃめちゃ大変だろうな」
俳優・田中圭の地上波バラエティー初となる冠番組『田中圭の俳優ホン打ち』が、フジテレビ系にて29日より3夜連続で放送されることが決定した。
『田中圭の俳優ホン打ち』が3夜連続放送決定
俳優・田中圭の地上波バラエティー初となる冠番組『田中圭の俳優ホン打ち』が、フジテレビ系にて29日より3夜連続で放送されることが決定した。
主演・田中とゲスト俳優に渡された台本には、物語の入り口と終わりしか書かれておらず、その後の展開について台本の打ち合わせ、通称「ホン打ち(ほんうち)」を役者2人で行い、その直後に芝居をするという新番組。これまでも田中とさまざまな新しいことに挑んできた鈴木おさむが企画・脚本・演出を担当し、先日惜しまれつつも最終回を迎えた日本テレビ系連続ドラマ『ブラッシュアップライフ』(2023年)の脚本を手がけるなど、脚本家としても今大活躍中のバカリズムが、ホン打ちをしている俳優2人を見守る役として参加。そんな多方面で活躍する3人の、他では見ることができない豪華コラボレーションとなる。
本来「ホン打ち」とは、監督、脚本家、プロデューサーら裏方が数か月、場合によっては年単位で打ち合わせを重ね、台本を決めていくプロセスである。しかし今回は普段ホン打ちには参加しない俳優たちが、たった45分という制限時間の中で打ち合わせを行い、直後に目の前のセットに移動して即演技を行う。あまりにも俳優へのプレッシャーが大きい企画に対し、バカリズムから「よく引き受けましたね!」と驚きの声も上がった。
3夜それぞれの俳優ゲストには、これまで田中圭と共演し、関係性が深い俳優が登場。オープニングでは「日が近くなるほど何も思いつかなくなった」「田中圭じゃなかったら断ってた」といった発言が出るほど、俳優ゲストも緊張した面持ちを見せる。「ホン打ち」中も、事前に考えてきた案をお互いに出し合ったり、無言の時間が流れたり、「時間が足りない!」と焦る様子など、普段は見せたくない俳優の姿が垣間見える。しかし「ホン打ち」の時間が終わり本番になった途端、不安そうだった様子とは打って変わって、本職の顔にがらりと変わる俳優たち。本番の一発撮りを終えると、思わずスタジオから盛大な拍手が巻き起こる場面も。3人とも同じ台本でありながら、三者三様の全く異なる展開になるのもこの番組の見どころだ。
普段見られない「ホン打ち」を行う俳優の不安や焦りと、その打ち合わせで作った台本を元にその場で演じるライブ感を存分に楽しめる。第1夜は29深夜25時25分、第2夜は30日深夜26時25分、第3夜は31日深夜26時25分スタート。
田中圭、バカリズムのコメントは以下の通り。
○田中圭
「最初、鈴木おさむさんからいただいた企画書を見たとき、“おさむさんっぽいな~”と思いました。共演する相手にもかなり左右されると思ったので、“面白い俳優さんが出てくれるのであればぜひやりたいですね”と話していたのですが、すごい面々が参加してくれました。こんな丸投げの台本を45分で打ち合わせしろというのは正直ムチャで、“ドラマをなめてんのか”っていう企画内容なのは間違いないです(笑)。だけど、今日実際にゲスト3人と打ち合わせしてお芝居をして、やる前に感じてた不安や考えていたプランなども忘れて、三者三様で飽きることなく僕はとても楽しませていただきました」
○バカリズム
「あまり見たことのないタイプの番組なので、これはやる方がめちゃめちゃ大変だろうなと思いつつ、僕自身は負担があまりないのでとても楽しく挑めました(笑)。俳優お二人の“ホン打ち”を見守りながら、僕も“ホン打ち”はよくするので、僕自身が“この二人でこういうのをやってほしいな”、“見てみたいな”と思ってついつい参加しちゃう場面もありました。三夜とも同じ設定なのに、キャラクターというか人柄がそれぞれ出ていてすごく面白かったです。本番はもちろん楽しいのですが、打ち合わせ中の俳優さんのあんなに不安そうな姿ってテレビで見たことないのと思うので、そこも見どころだと思います」