在宅中なのに不在票投函、宅配業者の言い訳に「怒りを通り越して呆れ」 共感の声続々
年々利用者が増えている宅配サービス。一方で、配達時間や受け渡し方法をめぐりトラブルとなる例も多い。在宅中にもかかわらず、ドアの隙間から不在票だけを差し込まれたという投稿がネット上で話題を呼んでいる。投稿者に話を聞いた。
在宅中にも関わらず、ドアの隙間から不在票だけ差し込まれたという投稿が話題に
年々利用者が増えている宅配サービス。一方で、配達時間や受け渡し方法をめぐりトラブルとなる例も多い。在宅中にもかかわらず、ドアの隙間から不在票だけを差し込まれたという投稿がネット上で話題を呼んでいる。投稿者に話を聞いた。
投稿者は、毎朝5時55分に「『考えるキッカケ』になるツイート」を発信しているというつっきー(@psypsytuki)さん。一連の投稿では、「自分が確実に家にいる時間帯なのに気付いた時には不在票だけがドアに挟まっている事が何度かあった」とし、ある日、玄関の外で物音がし「インターホンが鳴ってないにも関わらず、ドアのスキマにスッと不在票だけが入れられた」という。
つっきーさんがドアを開けると、ビクッとした配達員が「あ、ご在宅だったんですね」「(インターホンを)鳴らしたんですけど…返事がなかったので…」と慌てた様子で話し、「鳴らしてないですよね?」と追及すると「いや、間違いなく押したんですけど鳴らなかったんです」「おかしいな…さっきは鳴らなかったんですよ」としどろもどろに。
「あの、もういいので荷物を下さい」と受け取ろうとしたところ、相手はそもそも手に荷物を持ってなかったといい、「最初から不在票だけを投函しようとする姿勢に怒りを通り越して呆れてしまった。ネット通販は配達員の皆さんがあってこそ成立するもの。一部のこうした人で全体の印象が悪くなるのはなんだかもったいない。この1件で彼が改心してくれるといいな…と感じた」と心境をつづっている。
一連の投稿は300件以上のリツイート、2200件を超えるいいねを集めるなど大きな話題に。閲覧回数は70万件を超えており「そもそも渡す気ないって有り得ないですね…」「回る件数にノルマでもあるんでしょうか」「朝の7時半過ぎにピンポンが鳴って。晩に指定なのに『早いですけれど仕事行く前かと思って早めに持ってきました!』って渡され『えっ???!』ってなったことを思い出した」「ピンポーンとなって慌ててインターホンに辿り着いてもすでに宅配業者さんがいなくなってることも多々あります」と同様の経験をした人からの声が多く寄せられている。
配達員とのやり取りについて、「その瞬間は正直怒りの感情がありましたが、冷静に考えてみると、コロナ禍により配送業界における需要が高まり、働いている人の作業量・業務量の多さが招いた結果ではないのか。こういう考えも持つようになりました。ドローンや無人配送機についてもクローズアップされてますが、人の手による配送だけじゃ今の物流は支えられないという課題を感じます」とつっきーさん。今回の投稿については「正直深くは考えてませんでした。『こういう体験談があったんだよね……』ぐらいなのが本音です。自分の想像以上に『同じ事があった』というご意見をたくさんいただいて結構びっくりしてます」と話している。