立ち技格闘技イベント「K-1 WORLD GP 2023 ～K’FESTA.6～」（2023年3月12日、東京・国立代々木競技場 第一体育館）が12日、行われた。ジョーダン・ピケオー（オランダ）がアビラル・ヒマラヤン・チーター（ネパール）に3R・6秒でKO勝ちを収めた。

　2020年3月の久保優太との対戦を最後にK-1のリングで戦う姿を見せていなかったピケオーが3年ぶりに復活した。

　被弾しながらも前に出て、ワンツーフック。手に汗握る展開だった。ファン興奮の試合運びとなったのは2R終盤。アビラルの猛攻にコーナーまで追い込まれるピケオーだったが、うまく体を入れ替え、今度は自身が相手をロープ際に追い込むと連打。ボディーからの右フックで1度目のダウンを奪った。

　最終Rが始まると左フックを打ち込む。これをアビラルに打ち返されるが、その後カウンターの左フックをたたきこんでダウンを奪う。3R・6秒でのKO勝利となった。アビラルは自身の左フックの勢いで回転しながら崩れていった。

　ピケオーのKOシーンにファンからは「やっぱヤバイ」「引くほどやばいな」「やっぱり化け物」「だれか久保優太呼んできて」などの声が上がっていた。