男性用トイレに、間違えてうっかり入り込んでしまった女性のツイートが反響を呼んでいる。「私も間違えたことあります」「私は逆バージョンが年に何回かありますね」。SNS上では、同じような“うっかりさん”の恥ずかしい失敗談が続々寄せられている。意外に世の中で多い、防ぎたいミス。投稿者の女性は「やっぱり確認するのが一番大切ですね」と話している。

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「IKEAのトイレで怖い思いをした。その日わたしは生理だったけど、生理用品を捨てるゴミ箱が無くて、アレ？　海外ってそんな感じ？　と思いながら個室を出ようとドアを開けたら、男の人がいた。心臓が飛び出るぐらい怖くて、とにかく逃げようとダッシュしたら、男性用の便器がズラーッと並んでるのが見えた」。

　続けて、「男性のトイレだと気付かず入ってた自分が怖いし、あんなにたくさんの男性用の便器があるのに個室にたどり着いたのも怖いし、2～3年に1度は間違えるわたし、怖い」。

　日本国内での出来事で、失敗談をストーリー風につづった2月末の女性のツイートは、70万件近い閲覧数となっている。

　当時の心境を改めて聞くと、「まず、入った瞬間はまったく気付きませんでした。個室に入っても気付かず…個室から出ようと開けたら男性がいてすごく驚かれていて、変質者だと思い、ここはIKEAだし外に出れば誰か助けてくれる！　と一瞬で判断し、手も洗わずダッシュで逃げたら、たくさんの小便器が並んでるのが見えて、え……え?!　と混乱しました」という。外に出ると、男性トイレのマークが見えたことで、「私が間違えてたんだ……と、落胆し、消えたくなるぐらい恥ずかしかったです」と振り返る。

　数年に1回、ポカをしてしまう要因をどう自己分析しているのか。「わたしの確認ミスですね」。その一言に尽きるという。

「なんとなくで入っていったり、思い込みだったり、無意識に多分こっちで合ってるよね？　という感じだったのかなぁと思います。幸い1、2歩入って気付くことが多いですが、ここまで完璧に間違えたのは初めてでした」。

　体験談自体は過去のことだったといい、「7年前のことでうろ覚えですが、授乳後か食事後の1歳になる長男を夫に見てもらってトイレに向かったので、急いでいたのもありますが、とは言えわたしの確認ミスです。周りを見て確認すればよかったです」と教えてくれた。

　反響は多数あり、ネット上には「私も経験あります!!　数年に一度やらかしてしまう　笑」「私はその逆パターンをやってしまった事があります。ホントに恥ずかしかった…」「私も過去に一度だけあります　入った時誰もいないし、そのトイレは男性用便器はなかったので全く気がつきませんでした」「自分も2回ぐらい経験あります。そのうち1回は友達に見られていたのもあって、恥ずかしかったです」といった声が集まっている。さらには、「私は間違えて掃除終わりの男湯に入ってました」といったびっくりな失敗談まで。

　世の中には、トイレを間違えてしまった経験をしている人が少なくないという印象を受ける。女性は「私だけじゃないんだなぁと安心した反面、男性が同じミスをしたら捕まる、女だから笑い話にできる、などというご意見もいただき、いろんな思いもありますが、全てのご意見を受け止めています。ありがとうございます。今後はより一層気をつけようと思いました」と、自身の思いを示した。

　うっかりミスとは言え、なるべく避けたいところだ。「おしゃれなトイレは、色使いもシンプルでモノトーンの壁が多いですが、男女は色で区別するのが視覚的に気付きや判断のスピードは上がるのかなと思います。ただ、男女のイメージを色で区分けするのもジェンダーの問題もあると思うので難しいところですよね。私は注意力がなさすぎるので、やっぱり確認するのが一番大切だと思うので気をつけます」と話している。