【ズバリ!近況】「安田大サーカス」団長安田さんがリアルに語る 仕事ゼロの不安とYou Tube生配信募金
元力士のHIROとアイドル志望のクロちゃんと組むお笑いトリオ「安田大サーカス」を引っ張る団長安田さん(46)。お笑い芸人としてだけではなく、スポーツ万能でトップランクのロードレースに出場するほどの“自転車芸人”としても活躍している。コロナ禍の今、外を自転車で走ることもままならないだろうが、団長安田さん、どう過ごしているのか。団長安田さんに聞いた。
仕事はすべてキャンセルになり、外を走ることもできない
元力士のHIROとアイドル志望のクロちゃんと組むお笑いトリオ「安田大サーカス」を引っ張る団長安田さん(46)。お笑い芸人としてだけではなく、スポーツ万能でトップランクのロードレースに出場するほどの“自転車芸人”としても活躍している。コロナ禍の今、外を自転車で走ることもままならないだろうが、団長安田さん、どう過ごしているのか。団長安田さんに聞いた。
3月にイベントとかロケとかが次々と無くなっていって、仕事はすべてキャンセルになりました。所属事務所のなかでも、僕がキャンセル数1位やったらしいですよ。その頃が精神的に一番つらかったですね。僕らは日雇い労働者と同じ。毎月決まった給料が入るわけじゃなくて、仕事したら入ってくるけど、しなかったら入ってこないので。生活かかっていますから。
仕事がないならトレーニングできるか、といったら、緊急事態宣言が出てから難しくなりましたよね。僕は5年ぐらい前から、自転車だけじゃなくて、自転車と長距離走と水泳を合わせたトライアスロンの世界選手権の年代別日本代表入りを目指して、結構、本格的にトレーニングしているんです。仕事の合間に走ったり、ロケ先まで自転車で往復80キロとか100キロとか走ったり、豊洲にある都市型低酸素環境下トレーニング新施設「ASICS Sports Complex TOKYO BAY(アシックス・スポーツ・コンプレックス・東京ベイ)」で泳いだりして。
でも、今は外をランニングするのも、サイクリングするのも難しくなって、ジムも閉まっている。誰もおらんところで走ったりしてなんで感染するのか、家にずっといるのも逆に不健康じゃないのか、と思いますけど、もうしゃーない、我慢するしかありません。あきらめも大事。でも何もしないわけにはいかないので、僕がバーチャルサイクリングのインドアトレーニングプラットフォーム「ZWIFT(ズイフト)」でレースしたりトレーニングしたりしている姿を、You Tube「チャンネル団長安田」で4月のはじめ頃から配信し始めました。
「ZWIFT」で毎日10キロ走るYou Tube映像で募金を始めた
家の玄関に自転車版ランニングマシンのようなスマートローラーが設置してあって、1年ぐらい前から時間がとれないときはそれでトレーニングしていたんですけど、そのローラーに置いた自転車と、バーチャルの映像がリンクしているので、その自転車をこぐと、実際に道を走っているような感覚を楽しめるんです。上り坂では負荷がかかったり、スピード上げたら風が強く吹いてきたりもします。その「ZWIFT」で毎日夜8~10時の間に走り始めて、10キロ走るまでを生配信しています。だいたい1時間ぐらいですね。
You Tubeは1年ぐらい前からやっていました。この企画を始めるにあたって、もっと作り込んだ映像を流した方がいいのかな、とも思ったんですけど、それよりも見に来てくれた人たちのコメントを読みあげたり、それに返したり、かと思えば、ここは、というシーンではガチでレースに集中したりしながら、自然体で配信しています。僕のファンやロードバイク好きの人が、常連さんになって見に来てくれていますね。
せっかくなら募金につなげようと投げ銭を始め、3回目の生配信から4月いっぱいまでに集まったお金は経費を除いてすべて募金させていただくことにしました。募金先は慎重に選んでいる最中です。きれいごとにしたいわけじゃないですけど、僕も何か役に立ちたい気持ちもありますし、僕自身、この配信がすごい励みになっているんです。