さまぁ~ず、解散危機は1度もなし「まだ満足してない」 ふかわりょうと音楽ユニットも

さまぁ~ずの大竹一樹(55)、三村マサカズ(55)とふかわりょう(48)が結成したユニット「ういんたぁ~す」の第2弾シングル「楽しく生きると決めたんだ」がYouTube「さまぁ~ずチャンネル」で配信中だ。同曲はROCKETMANこと、ふかわが作詞・作曲したもので、アップテンポなメロディー。「ういんたぁ~す」の3人が今後の野望を語った。

さまぁ~ずの大竹一樹、三村マサカズ、ふかわりょう(左から)【写真:舛元清香】
さまぁ~ずの大竹一樹、三村マサカズ、ふかわりょう(左から)【写真:舛元清香】

ういんたぁ~す、第2弾シングル「楽しく生きると決めたんだ」が配信中

 さまぁ~ずの大竹一樹(55)、三村マサカズ(55)とふかわりょう(48)が結成したユニット「ういんたぁ~す」の第2弾シングル「楽しく生きると決めたんだ」がYouTube「さまぁ~ずチャンネル」で配信中だ。同曲はROCKETMANこと、ふかわが作詞・作曲したもので、アップテンポなメロディー。「ういんたぁ~す」の3人が今後の野望を語った。(取材・文=平辻哲也)

「ういんたぁ~す」は、「さまぁ~ず」の2人とふかわが2021年に冬季限定で結成した音楽ユニット。同年2月17日にはローファイ・ヒップホップの「夏も冬も」をリリースし、評判になった。第2弾シングルは、さまぁ~ずが、ふかわの書籍「ひとりで生きると決めたんだ」(新潮社)のタイトルをほめたことをきっかけに生まれたアップテンポで疾走感のある楽曲だ。

 さまぁ~ずの2人も出来栄えに満足。大竹が「ふかわは何事も早い。常に頭の中にあるのかな。我々の注文は『歌謡曲っぽいものを』という、ざっくりとした言い方だったけど、よくできていた」と言えば、三村は「100点と言っちゃうと、それ以上はないから、92点くらい。レコーディングも順番が決まっていて、早かった。頭がいい」と絶賛する。

 歌詞には「lol」(laugh out loudの略、大爆笑)というワードを入れ、曲を象徴している。ふかわは「今回はまず、疾走感ということがありました。でも、抽象的な言葉にはそれぞれイメージするものが違うから、1曲作ってからすり合わせて、もう1曲でゴーできた。40代の僕と50代の2人が見てる世界は、感じ方が全然違うっていうことに気づき、50代って、そんな素敵な世界が待っているんだと思えたから、いざなってもらえたんです」と明かす。

 きっかけとなった、さまぁ~ずのYouTubeチャンネルも、50歳を超えて、もっと面白くなりたいというコンセプトで始めたもの。登録者66万人以上を誇るが、ふかわがゲスト出演した回は再生回数100万回以上を記録した神回になっている。

 ふかわは「自分が番組MCをやっていても、ひとたび、さまぁ~ずさんと会うと、末っ子になれる。お兄さん的存在だと思っているので、こういう場があると、幸せです」と言うと、「弟みたいな感覚は我々にもある」(大竹)、「年の差はずっと変わらないからね。立場上、40後半だから、ちょっとは立てますが、基本変わらないですね。むやみに叩くのはやめたくらいかな(笑)」(三村)と仲の良さをアピールする。

 3人が「楽しいと思える瞬間」とは何か?

「僕はどんなときでも、楽しいことを自分から見つけていくことにしているんです。そうすれば、拘束時間が長いなと思う仕事も、意外と早く時間がたったり、終わってみれば、楽しかったとなっている」(三村)。「僕も、家は別として、仕事の現場が好きかもしれないですね。地方ロケ、海外ロケで、スタッフと一緒に回ることはそういう瞬間しかないし、一緒にご飯を食べたりするのがいいですね」(大竹)。

 一方、ふかわは「僕はあんまりないですね。1週間ほぼ真顔で、シリアスな顔をしているんですよ。今思えば、『あのときは楽しかったな』と思うことばかりなんですよ」とポツリ。それには、さまぁ~ずの2人も「一緒、一緒! 今思えば、ということばかりだよ」とフォローしていた。

 さまぁ~ずは今年、結成36年目に入るが、これまで解散の危機はなかったのか。

「たまに聞かれますけど、1回もないんじゃないですかね。まだ1回も満足していないのかもしれないです。コンビとして、まだ何かあるんじゃないか、と思っている」(三村)、「1回も爆発していないかもしれないですね。だから、続いているのかな」(大竹)。

 ピンで活動するふかわは、そんな2人をうらやましくも思っている。「ういんたぁ~す」としての野望を聞くと、ふかわは「『ういんたぁ~す』様と書かれた楽屋に入りたいですね。PV撮影のときも、『さまぁ~ず』さんとその仲間たちという感じだったから」。

 三村は「音楽フェスに出たい。うちは娘がOLで息子が大学生。ちょうど、ゴールデンウィークのフェスを予約している真っ最中。フェスのシステムはよく分かっていないけど、『セットリストに入ってないんですけど』みたいな感じで飛び入りできたら」。大竹は「『歌いいですね』と言われたい。そういう感覚ってないから。うちの子は小5なんですけど、僕が何やっているか、知らないはずなので、子どもからも言われてみたい」と話す。

「楽しく生きると決めたんだ」は前向きになれるパワーソング。「1人で歌うのもいいんですけど、カラオケで盛り上がれるような曲にしたいと思って作ったので、複数で合いの手を入れて、楽しんでほしいです」(ふかわ)。「すごく歌いやすい曲」(大竹)、「音域がない僕でも歌えたので、世間の全員が歌える」(三村)。そもそも冬季限定を掲げたユニットだが、今後は「夏も冬」も関係なく、「楽しく」活動していくことに決めたようだ。

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