【どうする家康】家康の側室候補が思わぬ動き 政変で信玄に動き、気になる千代の存在
俳優の松本潤が主演を務め、徳川家康を演じるNHKの大河ドラマ『どうする家康』(日曜午後8時)。死ぬか生きるかの大ピンチをいくつも乗り越えていく家康を描く波瀾万丈のエンターテインメント。
松本潤が徳川家康を演じるNHKの大河ドラマ 第10回の見どころを探る
俳優の松本潤が主演を務め、徳川家康を演じるNHKの大河ドラマ『どうする家康』(日曜午後8時)。死ぬか生きるかの大ピンチをいくつも乗り越えていく家康を描く波瀾(はらん)万丈のエンターテインメント。
5日に放送された第9回では、一向宗徒が三河各地で一揆を起こし、周囲の領主も寝返り、家康は身近な家臣さえ信じられなくなり引きこもる。そこに鳥居忠吉(イッセー尾形)が訪ねて来て、たとえ裏切られても信じきるか、疑いがある者を切り捨てるか、二つに一つと語り、家康は、ある決意を固め、その後、三河一向一揆が終結。家康と一向宗側の軍師・本多正信(松山ケンイチ)が対峙(たいじ)し、正信が家康に対し、切腹でも打ち首でも何でも申し付けるようにと言ったが、家康は、正信の命は奪わず、三河からの追放を言い渡す流れだった。その後の展開はどうなるのか。気になる第10回の見どころを紹介する。
(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)
第10回は、岡崎城近くの築山に、民の声を聞くための庵を開いた瀬名(有村架純)。ある日、於大(松嶋菜々子)は2人に子が少ないことを心配し、側室を迎えるよう主張するという。選ばれたのは、不愛想だが気のきく侍女・お葉(北香那)。家康はお葉と一夜を過ごすことになるが、お葉は思わぬ行動に出る。一方、京の都では政変が勃発。織田信長(岡田准一)や武田信玄(阿部寛)の動きも活発化し、家康は時代の荒波に巻き込まれていく……という展開とされる。
不愛想だが気のきく侍女・お葉とは、どんな人物なのか。「思わぬ行動に出る」というのが気になる。番組公式サイトで紹介されている第10回の予告映像では、誰の声かは不明だが、家康の側室候補について「いるのかいないのか分からないほどひそやかで、万事そつがない」と評価する声が聞こえた。「ひそやか」というのも気になる。第10回のサブタイトルは「側室をどうする!」。お葉がどんな人物で、どう描かれるか注目したい。また、第9回に信玄とつながっていたことが明らかになった千代(古川琴音)の今後の動きも気になる。
活発化する信長と信玄の動きや時代の荒波に巻き込まれていく家康だけでなく、周りの女性も存在感ある人物としてしっかり描き、視聴者が関心を抱く要素としてきちんと織り込むことは作品に深みを与えてくれるはず。第9回の本多正信もそうだが、家康だけでなく、毎回、主人公がもう一人いるような作りは見ごたえにつながるように感じる。