純烈リーダー酒井「このままでは1年間もたない」 「グッとラック!」でグループ存続の危機を告白

TBS系の情報番組「グッとラック!」は28日、自粛中でひっ迫するエンタメ業界の現状を伝えた。

純烈のリーダー、酒井一圭
純烈のリーダー、酒井一圭

「グッとラック!」でエンタメ業界の危機を伝える

 TBS系の情報番組「グッとラック!」は28日、自粛中でひっ迫するエンタメ業界の現状を伝えた。

 番組では音楽業界存続の危機と題して純烈とオーケストラの現状をVTRで紹介した。純烈のリーダー酒井一圭は、2月27日のライブ以降、毎月40本ほど予定していたステージが3月、4月と全て中止、延期となった事を伝え、長引けば収入がなくなり「僕らの給料も止まる」と語った。またこのままの状態が続くと「1年間ももたないと思う」とグループ存続自体が厳しいと明かした。

 これについて番組MCの立川志らくは「密だし、高齢者が多いし、これは落語界も同じ。だから再開となった時でも、なかなかお客が集まってくれるかといったらね。家族も反対するかもしれないし(再開は)随分先になるんじゃないですかね」とコメント。

 また、クラシック音楽業界の危機的な状況にも触れ、オーケストラ奏者が更に厳しい状況であることを伝え、演奏はおろか、集合しての練習も出来ないと紹介。日本オーケストラ連盟は2月下旬以降のコンサート600公演を全て中止、延期し、その損失は20億円以上となり、今後解散する楽団も出てくるのではと伝えた。

 コメンテーターとして出演したヴァイオリニストの木嶋真優は、「オーケストラって団体芸術でもあるので、やはり密が避けられないという点では再開が大変なのかなと思う」と語った。

 同じくコメンテーターの鴻上尚史は「演劇も補償をお願いすると発表したら『好きな事をやっているんだから自業自得だ』『金をねだるのか?』というコメントに演劇関係者の心が折れかけている」と明かし、「このままでは倒産、廃業と大変な事になるのは間違いない」と明かし、志らくも「好きな事やってるのは飲食店だって同じ。もちろん衣食住は生活していくうえで大事だけど、エンタメだってどれだけ生きていくうえで助けになるかっていうね。落語家だってほとんどの落語家は落語だけなんで800人近くの落語家のほとんどが収入がない」と明かした。

 木嶋は、「緊急事態なので、音楽業界、落語会も文化芸術、1つにして連名とか団体にお金を頂いて分配していく形じゃないと一人ひとりを助ける時間はないのかなと、存続できないのかなと思います」と語った。

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