『らんまん』出演者が新たに8人決定 宮野真守が朝ドラ初出演「とても光栄に思っております」
俳優の神木隆之介が主演を務める2023年度前期のNHK連続テレビ小説『らんまん』の“物語の鍵を握る人々”として、ディーン・フジオカ、宮野真守、宇崎竜童、三山ひろし、要潤、田中哲司、奥田瑛二、鶴田真由の出演が決定した。宮野、三山、鶴田は連続テレビ小説初出演となる。
宮野真守、三山ひろし、鶴田真由が連続テレビ小説初出演
俳優の神木隆之介が主演を務める2023年度前期のNHK連続テレビ小説『らんまん』の“物語の鍵を握る人々”として、ディーン・フジオカ、宮野真守、宇崎竜童、三山ひろし、要潤、田中哲司、奥田瑛二、鶴田真由の出演が決定した。宮野、三山、鶴田は連続テレビ小説初出演となる。
連続テレビ小説第108作『らんまん』のモデルは、日本の植物学の父・牧野富太郎。その喜びと発見に満ちた生命力あふれる人生を、美しい草花やみずみずしい里山の情景とともに描き、日本の朝に癒やしと感動のひとときを届ける。作者を務めるのは長田育恵。主演の槙野万太郎を神木が演じ、ヒロインの万太郎の妻・寿恵子(すえこ)として浜辺美波が出演する。
今回発表となったのは8人の出演者だ。土佐の脱藩浪士・幕末の志士で、幼い万太郎が運命の出会いを果たす天狗・坂本龍馬役にディーン。高知の自由民権運動家で、進むべき道に迷う万太郎に「自由」とは何かを語る早川逸馬役に宮野。もとは土佐の漁師だったが遭難してアメリカに渡ったジョン万次郎、中濱万次郎役に宇崎。高知の呉服商「仙石屋」の主人で、昔から得意先の「峰屋」に出入りしている浜村義兵衛役に三山。東京大学植物学教室の初代教授で、万太郎の人生を大きく変えることになる人物の田邊彰久役に要。東京大学植物学教室の助教授で、小学校中退の万太郎が植物学教室に出入りすることに強く反発する徳永政市役に田中。大畑印刷所の工場主でもとは江戸の火消し、植物学雑誌発刊のため石版印刷技術を習得しようとする万太郎を受け入れる大畑義平役に奥田。大畑義平の妻で、夫と同じくチャキチャキの江戸っ子の大畑イチに鶴田が決定している。
出演者のコメントは以下の通り。
○ディーン・フジオカ
「自分にとってそれまで縁が遠のいていた母国・日本に、本当の意味で帰国するきっかけを作ってくれた恩人が五代友厚でした。その五代さんとも親交がある坂本龍馬を演じさせていただけたことをとても光栄に思います。天狗役を演じるにあたり、坂本龍馬らしい印象強い土佐弁と、おおらかな性格を意識して演じさせていただきました。主人公の万太郎が植物学の道を進むきっかけとなる重要なシーンに登場しますので、ぜひご期待ください」
○宮野真守
「私は今回、自由民権運動を先導する早川逸馬を演じさせていただきます。連続テレビ小説には初めての出演になりますが、主人公『槙野万太郎』に影響を与える重要な役を担わせていただき、とても光栄に思っております。早川逸馬のシーンは、民衆に訴えかける、派手で情熱的な演説が印象的ですが、普段は冷静でクレバーな部分があり、そこにもカリスマ性を感じられるようにと、監督と相談し合いながら進めていきました。現場では、万太郎役の神木隆之介くんが、天使のような笑顔で迎え入れてくれたので、終始楽しく撮影させていただきました。みなさまの心にも残る存在になれたらうれしいです。どうぞ、放送を楽しみにお待ちください」
○宇崎竜童
「実在の人物を演じる事は、御本人の生きざま、類いまれな実体験を知れば知るほど、途方に暮れて、とにかくセリフは覚えて行こう、現場で監督のご指示に従えるよう自分では何も考えずに行こうと決めたのですが高知弁の方言でまず足踏みする事になりました。しかし二人の若者・神木隆之介さんと宮野真守さんの演技に圧倒されながら明るく、若いスタッフ、キャストからの刺激を頂きながら人と人の磁力を強く感じた現場を体験いたしました! 有難う皆さん!!」
○三山ひろし
「今回、初めてテレビドラマに出演をさせて頂きました。しかもNHKの連続テレビ小説『らんまん』です。何もかもが初めてでしたがとても良い経験ができました。仙石屋 義兵衛役を務めさせて頂きました。ふるさと土佐弁でイケるということで少しは安心しましたが、方言指導の先生に分かりやすく伝わるようご指導いただきました。撮影でのエピソードですが松坂慶子さんと同じ画面に映っているというだけでも光栄な事なのにお互いにせりふを交わし合う事ができた、という事が私の人生において大変な誉れであると感動しました。松坂慶子さんという大女優のオーラと優しさと威厳をすごく感じる撮影でした。この連ドラを通して高知県の素晴らしさを皆様に知って頂きより多くの方々に高知に来て頂きたいと願っています。皆様ぜひ『らんまん』をご覧ください。三山ひろしも出ちゅうぜよ!」
○要潤
「朝ドラは個人的には『まんぷく』以来の参加となります。監督や何人かのスタッフは懐かしい顔ぶれの方がいて、古巣に戻って来たような気持ちです。私が演じる田邊教授は東大の教授です。もちろん英語も堪能で、万太郎には大きな影響を与えた人物だと伺っております。その存在感に劣らぬよう精一杯演じさせて頂きたいと思います。お楽しみに」
○田中哲司
「実家が造園業という事もあり、元々植物好きな僕にとって『らんまん』は、正に大好物。セットや小道具、衣装、そしてせりふに触れているだけで、ワクワクしてる自分がいます。東京大学助教授のカタブツで凡人の徳永という役も、何とも味わい深く、愛くるしい人物です。現場初日から身体になじんでいる感覚がありました。これから東大の仲間たちと共に、万太郎とどういう関係になっていくのか、とても楽しみです」
○奥田瑛二
「小生、敬愛してやまない植物学者、牧野富太郎のドラマに出演することになった。まさに青天の霹靂(へきれき)である。どんな役を依頼されるのか期待に胸は膨らんだ。「おー!その役ですか」役柄は放送をご覧になれば分かること、とやかく説明するのはよしにして、言えるのは、今までに経験した事のない人情味あふれる江戸っ子気質100パーセントの役と申し上げておきましょう。さてさて、自分でも不安と期待が行ったり来たり…渾身満力で臨みます」
○鶴田真由
「初めての『連続テレビ小説』への出演となります。憧れ続けた朝ドラの出演が、神木隆之介さん主演の『らんまん』でかない、とてもうれしく思います。台本を読むたびに、そこには笑いあり涙ありの素敵な人間模様が描かれていて、それを素晴らしい役者さんたちと共に演じられることがとても楽しみです。今回の役は東京で印刷所を営む奥田瑛二さんふんする大畑義平の妻・イチです。葛藤がありながらもひょうひょうと自分の道を歩み続けている神木さん演じる槙野万太郎とは対照的に、イチはぶっきらぼうですが熱く人間味がある、そんなチャキチャキの江戸っ子です。その対比を夫役の奥田瑛二さんと共に面白おかしく作り上げていきたいと思っています。楽しみにしていてください」