「命に関わる問題」登山標識破壊動画に批判殺到 市役所が調査実施、情報提供呼びかけ
若者が登山道に設置された案内標識を破壊する内容の動画がネット上に拡散、波紋を呼んでいる。山を管理する北九州市役所では調査を実施、情報提供を呼びかけている。
ケーブルカーで手軽に登れる山として人気、福岡・北九州市の皿倉山で撮影か
若者が登山道に設置された案内標識を破壊する内容の動画がネット上に拡散、波紋を呼んでいる。山を管理する北九州市役所では調査を実施、情報提供を呼びかけている。
問題の動画は今月2日にSNS上で拡散。4人組と見られる若者が登山道を登り、折れた登山標識を投げ飛ばす様子が収められている。動画には「さすがにやばい」「おってから投げ飛ばしよるけね」といったコメントが添えられており、山頂から空のペットボトルを投げ捨てる様子も見られる。登山の大事な道しるべとなる標識を破壊する行為について、ネット上では「これで遭難者が出たらどう責任取るのか」「命に関わる問題。迷惑行為では済まされない」と批判の声が殺到している。
山頂に写った国見岩と呼ばれる標柱から、動画はケーブルカーで手軽に登れる山として人気の福岡・北九州市の皿倉山で撮影されたものと見られる。皿倉山を管理する北九州市役所の担当者は「お問い合わせを受け、皿倉山ケーブルカーの山上駅から国見岩までの区間を調査しましたが、登山標識が破壊された具体的な場所は分かりませんでした。登山標識の破壊はあってはならない行為。引き続き、調査と情報提供を呼びかけております」と話している。
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【写真】山頂から空のペットボトルを投げ捨てる様子