常盤貴子、28年ぶり日テレ連ドラ出演 芳根京子&重岡大毅に「かわゆくて、かわゆくて」
俳優の常盤貴子が4月期の日本テレビ系連続ドラマ『それってパクリじゃないですか?』(水曜午後10時)に出演することが6日に分かった。常盤にとって日テレ連続ドラマ出演は28年ぶり。併せて、初回放送日が4月12日となることが発表された。
初回放送日が4月12日に決定
俳優の常盤貴子が4月期の日本テレビ系連続ドラマ『それってパクリじゃないですか?』(水曜午後10時)に出演することが6日に分かった。常盤にとって日テレ連続ドラマ出演は28年ぶり。併せて、初回放送日が4月12日となることが発表された。
芳根京子が主演を務め、ジャニーズWEST・重岡大毅が共演する本作は、奥乃桜子氏の小説『それってパクリじゃないですか? ~新米知的財産部員のお仕事~』が原作。芳根演じる情に厚い主人公と合理的なエリート上司の凸凹コンビが知的財産を巡って奮闘する姿を描く。ドラマ『半沢直樹』『ノーサイド・ゲーム』『下町ロケット』などの丑尾健太郎氏が脚本を手がける。
物語は、とある飲料メーカーで、開発中の飲料に関する重要な特許がライバル会社に奪われる事件が発生。情報漏えいの疑いをかけられた開発部員・藤崎亜季(芳根)は、調査のために親会社からやってきた知的財産のプロ・北脇雅美(重岡)とともに、その特許を取り戻すために奮闘することになる「知的財産バトル」をテーマにしたエンタメドラマだ。
このたび、亜季を鼓舞し北脇と対峙(たいじ)する開発部の部長・高梨伊織役に、常盤の出演が決定した。日本テレビの連続ドラマ出演は1995年の『禁じられた遊び』以来、28年ぶりとなる。
「すごく面白い作品だと思いました。プロデューサーの枝見さんからの温かい熱心なお手紙と番組企画書を拝見して出演を決めました」という常盤は、中堅飲料メーカーで通称“女帝”と呼ばれる、存在感と実力をあわせもつ開発部長・高梨を演じることについて、「開発者たちのために常に自分を信じて慎重に選択していかなければという信念でやっている。開発部のみんなを温かい目で見守る存在でありたい」とコメント。
重要な会議室のシーンでクランクインとなったこの日、常盤のセリフ一つで現場の雰囲気が変わる中、共演する芳根・重岡の印象について聞かれると、「かわゆくて、かわゆくて(笑)。対面している共演者の方々と頷きながら愛でていました」と、柔らかな表情で振り返った。「現場の雰囲気もいいし、このメンバーだからこその記憶に残るドラマができるものではないかという期待感があります」と自信をのぞかせた。
地上波連ドラは4年ぶりの出演
常盤のコメント全文は以下の通り。
○常盤貴子
――今回の作品や役柄(高梨伊織)についての想いなどお聞かせください。
「知財というものをあまり知らなかったので、『知らなかったことを知れる』すごく面白い作品だと思いました。過去に台詞(せりふ)では『知的財産権』を説明したこともあるのですが、その時は知財の範囲がわかっていなかったんです。それを今回いろいろなパターンで教えてもらえることによって、自分の生活の中で目に触れるものが知財に守られていることを知ることができますし、それが、多くの人たちの汗と涙の結晶によるものなんだと思うと、愛おしくなってしまいます。普段何気なく飲んでいたボトルなどを見る目が変わってきている気がします。『ここまで来るのに大変だったね~』って(笑)。そのことを知れたことが人として楽しいことでした。
部長の高梨を演じるにあたって、ここをブレさせないようにと思っているのは、自分も『開発』と『開発部』が大好きで、その開発部のみんなを守るためにいまそこにいること。だから開発部のみんなを温かい目で見守る存在でありたいなと思っています。主人公に対し、強い台詞で厳しくあたる会議室のシーンでは、共演者の方が『高梨部長は強いね!』とおっしゃっていましたが、高梨はもともとやりたいことがはっきりしていると思うんですね。いままでも『私はこれが正しいと思う』とジャッジしてきた人だと思うので、開発者たちのために常に自分を信じて慎重に選択していかなければという信念でやっているんじゃないのかなと。だから『女帝』と言われるのかもしれないですし、強くあらねば、と思っているところもあるんだと思います」
――今回のヒロイン芳根さん、そして重岡さんについてはどのような印象をお持ちですか。
「愛らしいんですよ~。芳根京子ちゃんが高校生の頃に映画(『向日葵の丘1983年・夏』)でご一緒したことがあって、その時は自分が高校生の頃の役をやってくれたので失礼ながら今だに自分の分身的なイメージを勝手に持ってしまっていて。いまご一緒していても、小動物みたいな可愛さがあって、『かわゆいなー』みたいな感じで既に癒やされています。重岡くんも顔合わせの本読みの時の印象が本当に可愛くて! すごい緊張してらして、でも皆んなを盛り上げようとしている姿に『なんて素敵な人なんだろう。かわゆいなーこの人も』と、同じく対面している共演者の方々と頷きながら愛でていました(笑)」
――芳根さんは26歳を迎えたばかり、幅広い役をこなしてきたご自身と比較していかがですか。
「少女のようなピュアさをキープされているのがすごいなと。自分の頃はもうちょっと大人びてみせようとかしていた気がするので。たぶんご家族も仲がいいんじゃないですかね。すごく幸せなご家庭で温かい愛情に恵まれて育ってきているのかなと。それが性格にもお顔にも出ている気がしますね。願わくばこれからは、京子ちゃんがずっと笑っていられる世の中であってほしい(笑)。もう親のような気分です! 彼女が悲しい顔をするのを見たくないですもん」
――地上波連ドラは『グッドワイフ』以来、4年ぶりですが、お話があったときの感想は。
「プロデューサーの枝見さんから温かい熱心なお手紙をいただいて、正直それでほとんど自分の中では決まっていたのですが一応企画書も拝見しました。想いをもって作っていらっしゃるのが最初から分かっていたので、ドラマの内容はもちろん面白かったんですが、そういう志のある人たちと物作りができるタイミングで私にお声がけしていただけたのがすごく嬉しくて、どんな役でも参加したいと思っていました。台本を読ませていただいて『やっぱりこういう人たちが作る作品は面白いなぁ』とワクワクしたので、現場に入るのもすごく楽しみでした」
――これから長丁場になりますが、ドラマスタートに向けて視聴者の方にメッセージをお願いします。
「今、このメンバーだからこそのドラマを見てもらいたいですね。本当に現場の雰囲気もいいし、みんな個性を出しつつ役割をちゃんとわかってらっしゃる方々だから、その中でみんながどれだけ楽しく自由に生きられるか。このメンバーだからこその記憶に残るドラマができるのではないかなという期待感があります。ぜひその目撃者として参加していただけたら嬉しいです」