片寄涼太、久々連ドラに「貴重な機会」 小芝風花主演『波よ聞いてくれ』北村一輝&原菜乃華も出演
俳優の北村一輝、片寄涼太、原菜乃華が4月にスタートするテレビ朝日系連続ドラマ『波よ聞いてくれ』(金曜午後11時15分)に出演することが6日に発表された。
同名漫画が原作、ラジオパーソナリティーを描く
俳優の北村一輝、片寄涼太、原菜乃華が4月にスタートするテレビ朝日系連続ドラマ『波よ聞いてくれ』(金曜午後11時15分)に出演することが6日に発表された。
原作は、漫画家の沙村広明氏による『月刊アフタヌーン』(講談社)で連載中の同名漫画。地上波でアニメ化もされて話題となった人気作の初の実写化となる。主演を小芝風花が務める。
本作は、小芝演じる鼓田ミナレが、彼氏にフラれた上に金をだまし取られ、やけ酒を飲んで見ず知らずの男に愚痴をさく裂したことをきっかけに、あれよあれよと深夜のラジオで冠番組を持つことになり、やがてラジオパーソナリティーとして開花していく姿を描く、メディアミックス新感覚エンターテインメントだ。
このたび、おかしなキャラクターとして登場する豪華共演者陣が決定。スープカレー店の一アルバイトだったミナレをラジオ業界に導くことになる、ラジオ局の制作チーフディレクター・麻藤兼嗣役を演じるのは北村。本作で挑む麻藤は、バーで偶然出会った酔っ払いのミナレの失恋話を聞いたことをきっかけに、ミナレのラジオパーソナリティーとしての素質を見いだし、言葉巧みにラジオの世界へ誘う張本人だ。ミステリアスな雰囲気を醸しながら、冗談を言ったり、話を煙に巻いたり、破天荒ヒロイン・ミナレを翻弄(ほんろう)する物語のフィクサー的存在となる。
北村は「この作品は一言で言うとカオスです(笑)。こういう新しく、実験的な作品が新しい一歩になるじゃなるんじゃないかなと思います」と期待を語った。また、撮影が始まり、小芝を目の当たりにした北村は、「これまでのイメージともまた違い、すごく面白い! 金髪で眉間にしわを寄せながら、下からグッと睨まれるシーンがありますが、かっこよかったですよ。思わず『ヤンキーが似合うね』と言っちゃった(笑)。そういう迫力のある役柄が似合う女優さんは貴重ですよね。彼女自身は、ピュアな礼儀正しい子ですが、お芝居をやっている時の下からの睨み方とか……ああいうのは、俺は嫌いじゃないです(笑)」と絶賛した。
一方の小芝も、「北村さんは麻藤さん味がすごくあるなと思いました。麻藤さんは『ミナレの声をおもちゃにして遊びたいんだよ』という子ども心も持ってる人なのですが、北村さんご自身も同じように持っている方で、お芝居中もいろんなアイデアを楽しそうにどんどん提案してくださるんです」と撮影の様子を明かした。
ミナレのアルバイト先のスープカレー店「ボイジャー」で働く同僚・中原忠也役を演じるのは、GENERATIONSの片寄。本作で演じる中原は、ミナレに思いを寄せ、隙あらばアタックするも、その度にミナレには華麗にスルーされるピュアな男。正義感が強いゆえに空回りすることもしばしばあり、困っている人を放っておけない性格が災いして、ミナレに降りかかるトラブルに巻き込まれることになる。
本作への出演が決まった片寄は「連続ドラマに出させていただくことも久しぶりでしたし、テレビ朝日のドラマに出せていただくのも初めてなので、貴重な機会をいただいてとても嬉しかったです」と喜びを口にした。また、小芝とはドラマ『GTO』でかつて共演をしており、今回約9年ぶりに共演することに「いい意味で久しぶり感がありませんが、でも、小芝さんのミナレ役のスイッチが入る時の目が変わる瞬間にドキッとします」と明かしつつ、刺激をもらっていると語った。一方の小芝も、「テレビでは拝見していたので、勝手に久しぶりじゃない感じはしてるんです(笑)。知っている人がいる安心感を感じています」とコメント。
麻藤の部下で、円山ラジオ(MRS)の制作部アシスタントディレクター(AD)の南波瑞穂役を演じるのは、2022年公開の新海誠監督のアニメーション映画『すずめの戸締まり』で1700人を超えるオーディションから主人公の声優に選ばれ、一躍注目を集めた原。透き通った声に凛とした空気も感じさせ、その圧巻の演技力に高い評価を集め、今最も期待される俳優だ。
そんな原が、本作では新人ADを演じるが、初の社会人役を務めることになり、「いつも現場でADさんの姿を見させていただきながら、どういう風にしたら社会人らしく、1人の大人としてちゃんと映るんだろうと考えながら、試行錯誤しています」と心配しつつ、原作では自身が演じる南波が「推しメンだった」そうで、「演じられることになり、とても嬉しかったです!」と表情をゆるませた。
また、初共演する小芝を「本当に優しくて、気配り上手な方で、とても憧れます」と語る原に対し、小芝も「とにかく声がめちゃめちゃ可愛い!」とメロメロ。さらに、「瑞穂は1番真面目そうに見えて、ちゃんと変なところを持っている役なので、そこをどう表現してくれるんだろうっていうのが楽しみです!」と原に期待を寄せた。