なにわ男子の高橋恭平が3月2日、都内で行われた主演映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』（3月3日公開）の公開前夜祭舞台あいさつに登壇した。本作にまつわるトークで、会場に集った女性ファンの心をわしづかみにした。

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　初の単独主演映画である本作の公開を控える高橋は「ドキドキします」と心境を吐露。宣伝活動などを振り返って「いろんなことをやらせてもらった。すべてが初めての体験だった。全力で皆でこの映画を盛り上げようとするのがすごい楽しかった」とほほ笑んだ。

　座長としての振る舞いについて問われると「おれが前行く、というよりは、全員座長っす。全員横一列でやっていました。ワン・フォー・オール、オール・フォーワンという感じで」と珍回答で会場の笑いを誘った。

　この日は、本作にちなんで秘密をテーマにトークを行うことに。話を振られた高橋は「直前まで言おうと思っていたことをバッと変えた」と前置きし、「おれあの……どっかのタイミングで、足の毛剃ったんすよね。はい。です！　知らんかったでしょ？」と告白すると、会場は失笑。

　共演した板垣李光人は「（劇中の）陸上練習のときが初対面だった。初めましての時に『足の毛を剃ったよ』と報告された。『初対面の人に足の毛剃った報告する？』とは思いました」と笑った。

　高橋が、足を出して走るシーンが多かったため「『ちょっと剃ったほうがいいかな』と（スタッフらに）話した」と話すと、ヒロインの畑芽育は「皆で相談したんだよね。『足の毛どうしようか？』みたいな。（高橋が）剃りたがらなかったんですよ。でもメイクさんに押しに押されて除毛してもらった」と舞台裏を明かした。

　高橋は「剃ったら濃くなる、っていうイメージなんですよ。なんか、更地になると、そっこから新たな根が生えてくるじゃないですか。それが怖かった」と弁明。自身の体毛は薄いと主張して「（毛を剃らないために）戦ったんですけど、最後は折れて。メイク室で（複数のスタッフに）見守られながら剃った」と述懐した。

　もともと言おうとしていた秘密は「（内容は）かわいいですよ。（劇中の）色んな節々で走るシーンがあるんです。そこで、ローファーで走るシーンがある。それが、サイズが合ってなく、靴ずれをしながらがんばって走っていたよ～」と紹介した。

　舞台あいさつには莉子も出席した。また、2月28日に23歳の誕生日を迎えた高橋をサプライズケーキでお祝いした。

　本作は、亜南くじらによる人気同名漫画が原作の青春ラブストーリー。人生初の告白に見事に玉砕した高校2年生の失恋女子・如月真綾（きさらぎ・まあや、畑芽育）。親友の小原知花（莉子）に慰められるも、落ち込んでいるところを陸上部のエースで学校一のイケメン男子・千輝彗（ちぎら・すい、高橋）に見られてしまう。モテモテなのに周囲には塩対応な千輝は、なぜか真綾に秘密の“片想いごっこ”を提案する……というストーリーが展開される。