【どうする家康】家康が引きこもり状態に 身近な家臣さえ信じられず…固めた決意とは
松本潤が主演を務め、徳川家康を演じるNHKの大河ドラマ『どうする家康』(日曜午後8時)。死ぬか生きるかの大ピンチをいくつも乗り越えていく家康を描く波瀾万丈のエンターテインメント。
松本潤が徳川家康を演じるNHKの大河ドラマ 第9回の見どころを探る
松本潤が主演を務め、徳川家康を演じるNHKの大河ドラマ『どうする家康』(日曜午後8時)。死ぬか生きるかの大ピンチをいくつも乗り越えていく家康を描く波瀾万丈のエンターテインメント。
2月26日に放送された第8回では、本證寺から年貢を取り立てようとする家康に対し、一向宗徒が三河各地で一揆を起こす展開が描かれた。武力で抑え込もうとするが、有能な軍師がいるらしく、すべての作戦が裏目に出る。松平昌久(角田晃広)ら周囲の領主も寝返る中、家康は服部半蔵(山田孝之)を寺へ潜入させる。すると、そこで半蔵は空誓(市川右團次)を補佐する意外な〝軍師〟の正体を目にする展開だった。
(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)
NHKによると、5日放送の第9回は、身近な家臣さえ信じられなくなり、引きこもる家康を、鳥居忠吉(イッセー尾形)が訪ねてくる。たとえ裏切られても信じきるか、疑いがある者を切り捨てるか、二つに一つ。そう問われた家康は、ある決意を固めるという。激戦の末、家康はついに一向宗側の軍師と対峙し……、という展開とされる。
第8回では意外な軍師が本多正信(松山ケンイチ)だったことが、半蔵の調べで明らかになった。これまで正信は仮病を使ったり、イカサマ師と呼ばれるほど周囲の信用はなく、ただ悪知恵だけが武器と言われるような人物として描かれた。第8回の本編放送後の第9回の予告映像では「過ちを犯したのは殿だから」という正信と思われる人物の低い声が聞こえた。この作品で今後、正信がどう描かれるのか楽しみになってきた。
また、家康がすでに知っている謀反の情報を遅れて報告するなど、半蔵がちょっと頼りない人物として描かれ、ほぼコミカル担当になっているのも面白い。視聴者からは「面白い」「癒される」という声が多く聞こえる。半蔵の今後の活躍も楽しみ。
重いシーンだけでなく毎回コミカルな要素を織り込み、バランスのいい作品になっている。幅広い世代の視聴者を取り込む要素をしっかりと備えた作品に感じる。“どうなる家康”といつも次回が楽しみになる。