歌手・黒崎真音さん、「持病の悪化」で死去 神田沙也加さんとのユニットALICesとしても活動

歌手の黒崎真音(くろさき・まおん)さんが2月16日に亡くなっていたと同月28日、所属事務所が公式サイトで発表した。死因は「持病の悪化」とし、通夜・告別式は近親者のみで執り行われたとしている。年齢は公表していない。

黒崎真音さんが2月16日に死去(写真はイメージ)【写真:写真AC】
黒崎真音さんが2月16日に死去(写真はイメージ)【写真:写真AC】

所属事務所が公式サイトで発表

 歌手の黒崎真音(くろさき・まおん)さんが2月16日に亡くなっていたと同月28日、所属事務所が公式サイトで発表した。死因は「持病の悪化」とし、通夜・告別式は近親者のみで執り行われたとしている。年齢は公表していない。

 公式サイトでは「黒崎真音のファンの皆様、関係者の皆様」と題し、黒崎さんの訃報を伝えた。

「弊社所属、黒崎真音が2月16日に持病の悪化に伴い急逝いたしました。自身の映画の公開、夏以降のスケジュールや新曲の発表など、今後の事を話し合っていた中での突然の出来事でした。あまりにも突然のことで社員、スタッフ一同深い悲しみに包まれております」

 通夜・葬儀について「静かに見送りたいとのご遺族の意向もあり近親者のみにて執り行われました」と説明。その上で「今まで黒崎真音を応援して下さったファンの皆様、関係者の皆様に心より感謝いたします」と記した。

 黒崎さんは1月13日生まれで東京都出身。2010年にアニメ『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』のエンディングテーマを収録したアルバム『H.O.T.D.』でアーティストしてのキャリアをスタートした。その後、『薄桜鬼 雪華録』『とある魔術の禁書目録』『がっこうぐらし!』『東京レイヴンズ』など多くのアニメ作品で主題歌を担当し、国内外でライブ活動を行ってきた。18年からは俳優としても活動。また、21年12月に亡くなった神田沙也加さんとの音楽ユニット、ALICes(アリセス)を20年9月20日に結成。神田さんが作詞したバラード曲『Icy voyage』(アイシー ヴォヤージュ)を発表していた。神田さんの一周忌にあたる昨年12月18日、ブログに「彼女の存在がわたしの中でちっとも終わっていないんです」「忘れないことが存在の証明です」「これからも忘れない限り生き続けるものがあると信じています」などと記しており、これが最後の更新となった。

 体調面では、21年9月に行った配信ライブ中に「硬膜外血腫」で倒れ、救急搬送。翌22年に復帰していたが、突然の訃報にファンのショックは大きく、ネット上では「まだ若いのに…」「ウソだろ」「悲し過ぎる」「急なことで頭が追いつかない」などの声があふれた。タレント中川翔子もツイッターを更新し、「またご飯に行く話をしていたのに あなたは強くて優しくて どれだけ私は真音ちゃんに救われたか 真音ちゃんがいない世界なんて信じられない」などと故人への思いをつづった。

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