梶裕貴、不慣れな舞台に不安も『キングダム』完走で感謝「みなさんと一緒だったからこそ」
2月5日に開幕した舞台『キングダム』が帝国劇場公演の千穐楽を迎え、27日に記念会見を行った。声優の梶裕貴は同日の帝国劇場公演をもって最終出演となり、作品への思いを語った。
「不慣れ」な舞台で「走り抜けられるか不安が大きかった」
2月5日に開幕した舞台『キングダム』が帝国劇場公演の千穐楽を迎え、27日に記念会見を行った。声優の梶裕貴は同日の帝国劇場公演をもって最終出演となり、作品への思いを語った。
『キングダム』は、『週刊ヤングジャンプ』(集英社)で連載中の原泰久氏による漫画。紀元前の中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す若き王・エイ政を描くストーリー。既刊67巻の累計発行部数は9500万部を突破する人気作品で、アニメ化や実写映画化も制作された。
梶は、秦軍の将でエイ政に忠誠を誓う壁を、有澤樟太郎とのダブルキャストで演じた。舞台出演は「自分にとって不慣れ」といい、「ほぼ初めての本格的な殺陣もあり、最後まで走り抜けられるか不安が大きかった」と回想。無事にたどり着いた帝劇での千穐楽は「このカンパニーのみなさんと一緒だったからこそ迎えられた。(帝国劇場は)独特の緊張感と高揚感があった感謝を噛み締めながら毎日公演をしていました」と出演を振り返った。
梶のほか、成キョウを演じたIMPACTorsの鈴木大河も、この日で最終出演。「最近みんなと仲良くなってきて盛り上がっているところで終わってしまうので、すごくすごく寂しい」と本音を明かしつつ、「歴史ある帝国劇場の舞台にそうそうたるキャストさんと出演できてうれしい。まだ51公演もあるので、みなさんがケガなく走り抜けられるよう心から祈っている」と地方公演を巡る共演者にエールを送った。
信役の三浦宏規は「梶さんと大河がいなくなってしまうのは寂しい。でも2人の気持ちを胸に、最後まで駆け抜けられるように頑張っていきたい」と思いを引き継いでいた。
会見にはそのほか、信役の高野洸、エイ政・漂役の小関裕太と牧島輝、河了貂役の川島海荷と華優希、楊端和役の乃木坂46梅澤美波と美弥るりか、壁役の有澤、成キョウ役の神里優希も参加した。