唐田えりか、「挑戦的な役」に自信 主演俳優もドギマギ「素敵なエネルギー受けると…」

俳優の唐田えりかが27日、都内で行われた映画『死体の人』(3月17日公開)の完成披露上演舞台あいさつに登壇した。報道陣のフラッシュを浴びる中、笑顔で本作にまつわるトークを展開した。

イベントに出席した唐田えりか【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに出席した唐田えりか【写真:ENCOUNT編集部】

映画『死体の人』完成披露上演舞台あいさつ

 俳優の唐田えりかが27日、都内で行われた映画『死体の人』(3月17日公開)の完成披露上演舞台あいさつに登壇した。報道陣のフラッシュを浴びる中、笑顔で本作にまつわるトークを展開した。

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 全身黒コーデでステージに立った唐田は、自身が演じたヒロイン・加奈について撮影時を振り返って「すごく真っすぐでピュアで強い子。一番自分が感じた部分を大事にしながら演じられればと思った」と説明。今までの役とは異なる新境地であることが示唆されると「自分の中でも挑戦的な役だった。でもそれを身構えず、役としての土台をちゃんと作った上で、現場で奥野(瑛太)さんとのセッションを、素直にやることで楽しんでいければと思って、自分の感情を大事に演じようと思って現場に立っていました」と語った。

 主演の奥野は、唐田との初共演を振り返って「台本見た時に『これ、唐田さんがやられるんですか?』と思った。初めて現場で対峙した時も、ちゃんと思ったことがストレートにエネルギーとしてゴーン!と来る方。こんなに素直にすてきなエネルギーを受けると、ドギマギしてしまう。そういうのを現場ですごく楽しませてもらった」と話した。それを受けて唐田は「奥野さんからたくさんの方を学んだ。役者として素晴らしい。刺激を受けて現場にいました」とほほ笑んだ。

 草苅勲監督は「(人は)挫折したり、立ち止まったりすることがあると思う。その時、何かの拍子にまた進む。その時の思いや、その瞬間が美しいなと思っている。この映画の中では、そういう飛び越える瞬間が死体の人にも加奈にもある。加奈の場合は、そこが力強い。そこに芯があるのが見えるといいなと思った」と舞台裏を語った。

 唐田は2020年、映画『寝ても覚めても』で共演した俳優の東出昌大との不倫騒動が発覚。女優業を休業。21年に発表された、吉村界人とW主演を務めた短編映画『something in the air』で女優復帰を果たす。22年11月26日公開の主演映画『の方へ、流れる』の初日舞台あいさつにて休業後初の公の場に立ち、「自分のダメなところ、弱いところと向き合った」などと語った。

 本作は、“まだ存在しない映画の予告編”で審査する映像コンテスト「未完成映画予告編大賞MI-CAN」の派生プロジェクトとして、日本を代表する映画会社のプロデューサーが過去の入選作を審査した末、敗者復活戦「MI-CAN3.5復活祭」から生まれた作品。演じることにかける想いは人一倍強いものの、死体役ばかりの売れない役者・吉田広志(奥野)の不器用な生き方を通じた人間ドラマを描く。

次のページへ (2/2) 【写真】映画『死体の人』完成披露上演舞台あいさつでの3ショット
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