【100よか】菊地凛子演じる謎の幽霊の正体が明らかに 夏英との対面に視聴者「辛くて苦しくなる」
俳優の井上真央が主演を務め、佐藤健、松山ケンイチが共演するTBSドラマ「100万回 言えばよかった」(金曜午後10時)の第7話が、24日に放送された。
思い残しを達成したい弥生に悠依「『向こうに行く』って言うんですね」
俳優の井上真央が主演を務め、佐藤健、松山ケンイチが共演するTBSドラマ「100万回 言えばよかった」(金曜午後10時)の第7話が、24日に放送された。
(以下、ドラマの内容に関する記述があります)
同作は、脚本家・安達奈緒子が描く完全オリジナルドラマ。運命だと思った相手を突然失った主人公・相馬悠依(井上)と、悠依にプロポーズする直前に不可解な事件に巻き込まれ幽霊となってしまった鳥野直木(佐藤)。直木の存在を唯一認識できる刑事の魚住譲(松山)。数奇な運命に翻弄(ほんろう)されながら奇跡を起こそうとする3人の姿を描く。
今回は、第6話に登場した菊地凛子演じる謎の幽霊の正体が明らかになった。
事件の調査を進める譲と直木のもとに、謎の女性(菊地凛子)が現れる。女性は黒髪のセミロングで、花柄の黒いワンピースと黒いコートを着ている。譲とともに、直木と悠依の家に移動した女性は、「原田弥生」と名乗った。弥生は、悠依と仲の良い脳神経内科医師・宋夏英(シム・ウンギョン)に伝えたいことがあるという。
弥生は仕事で韓国・ソウルに行っており、約1年前に車で事故を起こして死んでしまったと明かす。運転中の脳出血で対向車に突っ込んでしまったという。その相手が夏英の夫・ウジンで、ウジンも亡くなってしまった。弥生は状況を理解した後、「とにかく謝りたい」という思いだったが、ウジンは成仏していた。霊感の強い人を通してウジンの家族に謝罪はしたものの、夏英には会えなかったという。日本にいる夏英を追い日本にやって来た弥生は、「あなた、ウジンさんによく似てるんです。びっくりしちゃった」と、譲に伝えた。
弥生は自分の家族とも「さよなら」できたといい、「もう、心残りは夏英さんに謝りたいってだけで。これがかなえば、たぶん私、向こうに行ける」と語る。譲から弥生の気持ちを聞いた悠依は、「原田さんも、思い残しがなくなったら、『向こうに行く』って言うんですね」と寂しい気持ちなる。
悠依と譲は、弥生を夏英に対面させる。弥生は、「本当に……申し訳ありませんでした。自分が死ぬのは仕方ないとして、誰かを巻き添えにするなんて、思ってもみなかった。本当に、本当にごめんなさい」と伝える。譲から弥生の言葉を通訳された夏英は、「あなたが言うと混乱する」と韓国語で困惑する
夏英は、「私は、許してあげないといけないの?」と葛藤する。「事故の原因は病気だし、原田さんだって亡くなってます。許してあげなきゃいけないって思う……でも……」と語る。涙を流しながら、「でも…どうしてあの日に、あの時間に、どうしてあの道を選んだの……。どうしてウジンの車に……」と吐露する。「すみません……」と謝る弥生。夏英は、「ごめんなさい。あなたのことは、許せない」と本音を明かした。弥生は、「そうですよね……謝って、許してもらおうなんて、都合がいいですよね……」と落ち込むのだった。
直木のそばにいることで体調不良となった譲は、夏英の診察を受ける。夏英は「あなたには元気でいてほしいです」と伝える。「死んじゃうって悲しいです。思い残しがあるのは幽霊だけじゃないですよ。私の方がもっといっぱい言いたいことがあった。でももう言えない。幽霊でもいいから、会いに来てくれたらいいのに……。ウジンに会いたい」と語る。その言葉を、譲の背後で弥生は静かに聞いていた。
弥生の正体が明らかとなり、SNS上では、「いやー。菊地凛子そーゆー関わり方とは思わなかった!」といった声が。また「原田さんも辛いな……頑張って真実伝えたのに」「謝っても謝りきれない弥生さんも、頭では理解していても許せない先生も、どっちの気持ちも辛くて苦しくなる」と双方の気持ちに共感する声も上がっている。