「エヴァンゲリオン」公式オンライン視聴会が盛況!!高橋洋子「今までになかったつながり方もあるんだ」
エヴァ劇場版を30人参加でオンライン視聴 “降臨”の高橋洋子は主題歌のコツを伝授
世界的な人気アニメシリーズ「新世紀エヴァンゲリオン」を、おうち時間で楽しもうと、映画版「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の公式オンライン同時視聴イベント「#エヴァいえの見(いえのみ)」が25日に行われた。ビデオ会議システム「Google Meet」とYouTubeで同時展開され、アニメ版オープニング主題歌「残酷な天使のテーゼ」で知られる歌手の高橋洋子さんや製作サイドのゲストが参加。ENCOUNT編集部は、先駆的なイベントをレポートする。
テレビシリーズ放送から25周年を迎えた「新世紀エヴァンゲリオン」。2007年からは新劇場版シリーズが再始動し、「:序」「:破」「:Q」の3作が公開された。そして、最新作で最終作「シン・エヴァンゲリオン劇場版」。本作は新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって公開延期となり、近日公開を予定している。こうした状況を受けて、今月20日からカラー公式YouTubeチャンネルで「:序」「:破」「:Q」が無料開放となり、3作合計で1200万回再生を突破。公式インスタグラム「@evangelion.offical」も新設され、改めてエヴァが大きな注目を集めている。
そこで今回、外出自粛生活が続く中で、「決まった時間に皆で同時に再生を始めることで、エヴァンゲリオンを介して少しでもポジティブなコミュニケーションが生まれれば」として、参加者が決まった時間にYouTubeやDVDなどで再生し、一緒に楽しむオンライン視聴イベントの開催に至った。
この日は、一般から選ばれた約30人に加え、高橋さんや製作スタッフが参加。午後9時過ぎから「:序」の鑑賞が始まった。
本作のストーリーは、14歳の碇シンジが、特務機関ネルフの最高司令官で父親でもある碇ゲンドウから、エヴァンゲリオンのパイロットに任命される。使徒が次々と襲来し、日本全国から集めた電力とエネルギーを射撃で打ち込む「ヤシマ作戦」のシーンまでが描かれる。突如としてエヴァンゲリオンに乗って使徒と戦うことになったシンジの苦悩や葛藤、綾波レイとの交流がメーンとなる作品だ。
視聴イベントで参加者同士のトークは、エヴァと出合った思い出、ガラケーの“エヴァ携帯”の昔懐かしい話に花が咲く。また、時代とともに大幅にCGを導入していった経緯など、マニアにはうれしい製作のこぼれ話も展開された。
高橋さんは、驚きの服装で登場。分割画面でもすごく目立つ、初号機パジャマの“コスプレ”で参加した。「25年前、歌っていたんだからね!」と笑顔を見せると、参加者の質問に答える形で、「残酷な天使のテーゼ」「魂のルフラン」の歌い方のコツを伝授。「ゆっくりと歌って、正しい音程を出すことを練習をすること」と、貴重なアドバイスを送った。
いよいよ、本編はクライマックスの「ヤシマ作戦」に突入。劇中で日本中が真っ暗になるのに合わせ、参加者も部屋の電気を消す。一体感を演出しながら、大人数が見入って沈黙。最後に作品の面白さを確認し合い、ユニークで斬新な鑑賞は幕を閉じた。視聴イベントの間に、「ピンポーン」と誰かの家のチャイムが鳴るという“生中継あるある”はご愛嬌だった。
26日には、午後に「:破」、夜に「:Q」のオンライン視聴イベントが予定されている。数十人が離れた場所から同時に参加することで、画面越しの会話の間の取り方や上映の流れに合わせることに難しさはあるが、テクノロジーを駆使した新たな形のエンターテインメントの楽しみ方といえよう。
高橋さんは視聴会終了後、「みんなでみる、というのは初の試みで楽しかったです!いま、zoom飲みなど流行っているようなので、みなさんも友達と“エヴァいえの見”を試してみてほしいです!色々大変だと思いますが、新しい形の家飲み、家の見!今までになかった出会いやつながり方もあるんだと知り、積極的にこういったチャレンジもして行きたいと思います。こんな風にもぜひ、在宅、頑張って行きましょう!」とコメントを寄せた。
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