二宮和也にとって映画とは? 出演者の“特権”語る「出る側の目線からすると大きい」
嵐の二宮和也が20日、都内で行われた主演映画『ラーゲリより愛を込めて』ラーゲリより愛と感謝を込めて 御礼舞台挨拶2023に登壇した。共演した俳優の安田顕から寄せられた「ご自分にとって映画はどういうものですか?」という質問に答えた。
「若い頃の動いている映像がこんなにも残っていることはめちゃくちゃありがたい」
嵐の二宮和也が20日、都内で行われた主演映画『ラーゲリより愛を込めて』ラーゲリより愛と感謝を込めて 御礼舞台挨拶2023に登壇した。共演した俳優の安田顕から寄せられた「ご自分にとって映画はどういうものですか?」という質問に答えた。
二宮は「僕にとっては本当にありがたい存在」と切り出し、「作品やお芝居から全部離れて考えると、自分の若い頃の動いている映像がこんなにも残っていることはめちゃくちゃありがたいですね。この時何を思っていたんだろう、となんとなく思い出せる。『あぁ、このシーン撮ってるときめちゃくちゃ遅かったな』とか『このシーンの次の日、コンサート行ってたな』とか。忘れてるんだけど、その映像を見ると思い出す」と説明。
続けて「本当にありがたさしかない。動くアルバムみたいな。そんな言ったら豪華すぎるからちょっと違うんだけど。でも、ず~っと若い頃からの顔が残っている。出ている人の特権だと思っている。それが、出る側の目線からすると大きいかもしれない」と語った。
舞台あいさつには瀬々敬久監督も出席。事前募集した一般の質問に加え、共演キャストからの質問に次々回答した。
同作は、約60万人の日本人が不当に抑留された第二次世界大戦終了後のシベリア強制収容所を舞台に、ダモイ(帰国)を信じて、仲間たちを励まし続けた実在の人物・山本幡男(やまもと・はたお/二宮)らの奮闘を描く。昨年12月9日に全国352館で公開し、現在全国363館でロングラン上映中。観客動員は184万人、興行収入は24.3億円を突破した。また、二宮は本作で第46回日本アカデミー賞・優秀主演男優賞を受賞。東京映画記者会が選ぶ第65回ブルーリボン賞でも主演男優賞にノミネートされ、注目を浴びている。